yarn workspace で NestJS + React 構成のモノレポを作る
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記事の概要
- 以下の構成のモノレポを作る
- backend という名前の workspace を作成し、 NestJS を導入する
- frontend という名前の workspace を作成し、 React を導入する
前提
-
node.js
がすでにインストールされていること -
yarn
がすでにインストールされていること
yarn workspace とは
- yarnが備えているモノレポ構成のための機構
- 一つのリポジトリで複数のnpmパッケージを開発できる
モノレポとは
- プロダクトに必要な全てのコードを単一のモノリシックなリポジトリの管理下におくこと
- 例えばバックエンドとフロントエンドでリポジトリを分けずにそれらを同じリポジトリにする
※ 本筋と外れるのでメリット・デメリットなどはここでは触れない
ルートの package.json を作成
プロジェクトのルートに以下を作成
package.json
{
"private": true,
"workspaces": ["backend", "frontend"]
}
backend workspace の作成
続けて、 backend
ディレクトリを作成してそれ用の package.json
を配置
./backend/package.json
{
"private": true,
"name": "backend",
"version": "0.0.1"
}
frontend workspace の作成
全章と同じ要領でFE用の workspace を作成
./frontend/package.json
{
"private": true,
"name": "frontend",
"version": "0.0.1"
}
この時点でディレクトリ構成は以下となっている
$ tree ./
.
├── backend
│ └── package.json
├── frontend
│ └── package.json
└── package.json
2 directories, 3 files
プロジェクトルートで yarn
を実行すると、 node_modules
が作成されるが、それ以下に workspace へのシンボリックリンクが作成される
$ tree ./
./
├── backend
│ └── package.json
├── frontend
│ └── package.json
├── node_modules
│ ├── backend -> ../backend
│ └── frontend -> ../frontend
├── package.json
└── yarn.lock
5 directories, 4 files
NestJSのインストール
$ yarn global add @nestjs/cli
$ rm backend/package.json # コンフリクトしてコマンド実行するので一旦消す
$ nest new backend
これで yarn workspace backend start
を実行したらサーバーが起動し、 http://localhost:3000/
にアクセスしたら "Hello World!" が表示される(ただし、これはこの記事作成時のNestJSの既定の振る舞い)
Reactのインストール
$ rm frontend/package.json # コンフリクトしてコマンド実行するので一旦消す
$ yarn create react-app frontend --template typescript
これも yarn workspace front start
実行したらサーバーが起動し React の初期画面にアクセスできるようになる。
プロジェクト全体でフォーマッター(prettier)を共有してみる
-W
オプションを付加してインストールする
$ yarn add -D -W prettier
プロジェクトワイドに実行できる
$ yarn run prettier backend/src/index.tsx
$ yarn run prettier frontend/src/index.tsx
$ cd backend
$ yarn run prettier src/main.ts
Author And Source
この問題について(yarn workspace で NestJS + React 構成のモノレポを作る), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://zenn.dev/k0kishima/articles/3ceabfb4aaa53a著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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