Google Cloud/Terraform GKEクラスタの構築を試してみた

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TL;DR

GKEクラスタをTerraformを使用して作ってみようと思いましたので、動作モードの違いによって作成してみたTerraformコード、調べた内容について書きたいと思います。

準備段階で考えた内容

きっかけ

実は資格取得を目指した際、GKEに対して理解を深めるためにハンズオントレーニングを受けたのですが、その時にGKEクラスタの構築とサンプルマニフェストを使用したPodのとIngressサービスのデプロイまで実施したことがあります。
ただ、ハンズオントレーニングの際はgcloudコマンドでGKEクラスタを作成しましたので、今回Terraformでのコードを使用してデプロイした場合、どのような感じになるのかを試してみました。
また、これまではGKEクラスタの動作モードを従来のStandardモードでのみ作成してきましたが、2021年2月に新たにAutopilotモードがリリースされたので、この未経験のAutopilot動作モードでも試してみて、動作モードによる違いを明確にしたいと思いました。

gcloudコマンドの再確認

GKEクラスタはgloudコマンドでも作成が可能ですが、改めてGoogle Cloud公式サイトのコマンドリファレンスを確認したところ、設定できるパラメータが想像以上に多かったので、この際、自分なりに重要と考えるパラメータをピックアップして、整理します。

gcloud container clusters create 【クラスタ名】 [パラメータ]