たったこれだけでテキストコミュニケーションを劇的に改善する方法

3939 ワード

テキストコミュニケーションにお悩みの方へ

コロナ禍になって、テレワークでの仕事に切り替わった結果、チャットなどの「テキストでコミュニケーション」を行う機会が増えてきた方が多いのでは無いでしょうか。

テキストコミュニケーションでは、

  • 相手の表情や声のトーンなどが掴めず、温度感や微妙なニュアンスなどが伝わらないことがある
  • そもそもタイピング速度があまり速くないと、ちょっとしたやり取りにも時間が掛かる

など、もどかしい思いをしている方もいらっしゃると思います。

自分もこの問題を如何に解決するかを考えて様々な対策をしてきましたが、この記事では最も簡単かつ効果的な方法を紹介します。

それは、

絵文字(emoji)を使おう!

具体的には、

  1. リアクション(reaction)機能を積極的に使う ←おすすめ!
  2. 文末などに絵文字を取り入れる

1. リアクション機能を積極的に使う

最近のチャットを始めとしたコミュニケーションサービスには、リアクション機能があることが多いです。これは、投稿に対して絵文字を付けてリアクションをする機能で、たとえば以下のようなものです。

(Slackでの例)

リアクションを付ける事で、以下の効果を期待できます。

「読みました」という事を伝えることができる

投稿した側は、しばらく反応が無かったりすると「相手が読んでくれたかな」と気になることが多いです。
また、メンションのあとに反応が無いのを周りの人が見かけると、「この件放置されてないかな?」と心配になったりもします。
そこで、リアクションを1つ付ける事で、「読みました」ということを簡単に伝える事ができます。

おはようございます といった単なる挨拶のチャットメッセージなどでも、リアクションを付ける事で、
 自分の発言に対して反応があった → 一緒に働いている実感 → チーム意識の向上
といった効果も期待できます。

また、👍👌🆗🙆‍♂️ といった絵文字を使うと、同意・承諾も表現出来ます。
管理職など、よく他の人から確認を求められる方は、これらのリアクションを活用することでその後の作業を滞らせる事無くスムーズに仕事を進めることが出来ます。

さらに、自分で好きな画像を絵文字として追加できる「カスタム絵文字」機能があれば、「対応します」「議論中」「解決済み」といったステータスも伝えることができるので、使える場合は積極的に絵文字を追加していくことをおすすめします。

感情に紐付く絵文字を使ってリアクションすることで、その感情を表現できる

リアクション機能を使うと、投稿に対して自分がどう感じたかを表現する事も可能です。

何か意見を投稿したりした場合、「周りの人はどう思ってるのかな」といった不安があったりしますが、 👍 等のポジティブなリアクションが付いたりするだけでかなり不安を払拭できます。

また、ポジティブな感情を積極的に表現することで、チーム内によい雰囲気を醸成することにも繋がります。[1]

「リアクションを付ける」という数秒の操作[2]で上記の効果を得ることができる

ここがかなり大きいポイントだと思います。

実際に仕事をしていると、 コミュニケーションにコストをかけていられない! という人も多いと思います。
「テキストメッセージを打つ」となると、どうしても口頭でのやりとり速度には劣りますし、タイピング速度にも引っぱられてしまいますよね。

リアクション機能があるコミュニケーションサービスでは大抵どのサービスでもマウス操作のみでリアクションが付けられます。
タイピングの必要がないため、意思表示を速やかに行うことができます。

2. 文末に絵文字を取り入れる

リアクション機能に加えて、通常のテキストメッセージにも文末に絵文字を挿入すると、やわらかい表現に変えることが出来ます。
例えば以下の2つ、

対応ありがとうございます。後ほど確認します。
別件で、○○案件の対応を今週中にお願いできますか。
対応ありがとうございます🙏 後ほど確認します👀
別件で、○○案件の対応を今週中にお願いできますか🙇‍♂️

どうでしょう、後者の方が柔らかい印象に感じませんか?

他にも、コードレビューの時にも活用できます。

この部分、もうちょっとシンプルに実装したほうがいいかも。
何か意図してこうなっていたりしますか。
この部分、もうちょっとシンプルに実装したほうがいいかも📝
何か意図してこうなっていたりしますか❓👀

コードレビューでは事実をしっかり伝える必要があるため、場合によっては咎められているような感覚になってしまう時もありますが、伝える側がこういった工夫をすることで多少なりとも軽減できるのでは無いかなと思っています。

なぜ「文末」に限定しているのか

やりすぎるとおじさん構文になってしまうからです😅

何事もほどほどに…

まとめ: 絵文字を使ってみよう!

コロナ禍が長引き、今後ますますテキストコミュニケーションの重要性が増していくと思います。
絵文字を活用することで、テキストコミュニケーションの弱点がだいぶ解消できるのではないか、というのが自分の考えです。
みなさんも是非試してみてください🙌

「私はアナログ派なのでテキストコミュニケーションが苦手で~~~」と思っているあなた、今日から絵文字を活用して脱アナログ派、目指してみませんか😉

脚注
  1. もちろんネガティブな感情も表現できます 😅 ネガティブな感情を表現する必要がある場合は、補足としてテキストメッセージを別途投稿したり、場合によってはビデオ通話などを利用して、しっかりコミュニケーションを取りましょう。 ↩︎

  2. 自分は 1~2 秒くらい。慣れるまではもう少しかかるかもですが、どこのサービスでも 2 クリック程度で付けられるはず。 Slack では +:thumbsup: のように + を先頭に付けて絵文字を投稿すると、そのチャンネルの最新の投稿にリアクションを付与できます。 ↩︎