M5Stamp C3U Mateの開発環境構築(ESP-IDF + VSCode)


M5Stamp C3U Mateの開発環境の構築

Ubuntu上で、Visual Studio CodeにEspressif IDF拡張をインストールして使ってみる。

基本的には、公式のここここを参照。

開発ツールのインストール

インストール手順は、以下の通り。

  1. VSCodeをインストールします。(インストール方法は適当に検索してください。)
  2. 拡張機能の画面で「Espressif IDF」を入力し、拡張機能をインストールします。
  3. メニューで「表示」 - 「コマンドパレット」を選択し(もしくは、Ctrl + Shift + P キー)、「configure esp-idf extension」を入力します。
  4. ウィザード画面で「EXPRESS」を選択します。
  5. Pythonのバージョンは「python3」に変更して、「Install」をクリックし、インストールが完了するまで待ちます。

以下のコマンドを実行して、USBを使ってM5Stampにプログラムを書き込めるようにします。

sudo adduser $USER dialout

Lチカを試す。

  1. VSCodeを起動します。
  2. コマンドパレットを起動し、「ESP-IDF: Show Examples Projects」を入力します。
  3. 「ESP-IDF Examples」画面で「get-started」-「blink」をクリックします。
  4. 「Create project using example blink」をクリックし、プロジェクトを作成するディレクトリを選択します。
     
  5. コマンドパレットを起動し、「ESP-IDF: Set Espressif device target」を入力し、「ESP32-C3(Built-in USB JTAG)」を選択します。
  6. コマンドパレットを起動し、「ESP-IDF: SDK Configuration editor」を入力し、「Example Configuration」-「Blink GPIO number」を「2」(M5Stamp C3U MateのLEDのGPIOポートは2)に変更します。
  7. 「Serial flasher congig」-「idf.py monitor baud rate」を「921600 bps」に変更して、「Save」をクリックします。
     
  8. コマンドパレットで「ESP-IDF: Build your project」を入力し、ビルドします。
  9. コマンドパレットで「ESP-IDF: Select port to use」を入力し、デバイスを選択します。デバイスは、M5Stampを接続したり、抜いたりして変化のあるデバイスを見るのが分かりやすいです。
  10. M5Stamp C3U Mateのボタンを押しながら、リセットボタンを押して、プログラムを書き込めるようにします。
  11. コマンドパレットで「ESP-IDF: Flash (UART) your project」を入力し、espIdf.startFlashingを選択し、プログラムをデバイスに書き込みます。
  12. M5Stamp C3U Mateのリセットボタンを押してリセットすると、LEDが点滅します。
  13. コマンドパレットで「ESP-IDF: Monitor your device」を入力すると、ターミナルでLED ON! OFF!のメッセージが表示されています。