1年副業した振り返り
2021年の4月からバックエンドエンジニアとして副業を初めてちょうど1年経ったので、振り返りを書いておきます。
ちなみに本業では、推薦基盤を作るエンジニアとしてバックエンドやデータの整備などを取り組んでいます。
TL;DR
- 他社を知るなら副業がおすすめ
- 進める上で、定期的なSyncUpは必須
- (少なくとも自分は)めちゃくちゃパフォーマンスが本業とずれるので調節必要
- めちゃくちゃガッツリコードを書きたいなどであれば、別の方法がおすすめ
副業の目的
自分の目的を箇条書するとこんな感じです。
- 2021年の自分の目標
- コンフォートゾーンを出る
- 年収をn %上げる
- 確定申告をする
- 土日暇だったので他の会社で働いてみたかった。新卒から1社でしか働いたことがなかったので
- 本業ではマネジメントの重みが強くなっていたため、完全にプレイヤーとして動く時間が欲しかった
一番は2021年のはじめに設定していた目標を元に動いていたので、そこから自然と副業しようとしていました。
ちょうどそこで人づてに紹介してもらうことができたので、それをきっかけに始めた、という感じです。
蛇足ですが、自分の経験的に5年以上1つの組織にいるとそれ以外の組織の人と価値観などアレコレが大きくズレるなという危機感が一番大きかったです(高専が特殊かもしれない?)
事前ルール
自分の場合は事前に下の3つをルールを設定していました。個人としての時間を使っているので、そこに副業が入り込みすぎないようにするためです。
- 得たお金は仕事のためにしか使わない
- 時間を決めておく
- いつやるか
- かける時間の予算(1ヶ月あたり、n時間以上はかけない)
- 本業に影響が出たらやめる
特に一番上が効いた感じがします。副業はあまり安定しないので、特にお金周りは完全に分離していました。これによって、お金のやり取りがほとんど完全に分離されます(一部家事按分している箇所があるのでそこだけ共有が発生)。
普段家計簿をMoneyForwardにつけているんですが、そこには一切同期しないことで生活がそこには依存しないようにしました。また、これによって気兼ねなく副業に必要なものを買えるので気が楽です。
一応図にするとこんな感じです。多分よくある構成なのかなと思います。
他2つについては完全に自分が潰れないようにするためのルールです。
副業する上でやってよかったこと
まず、事前設定したルールは本当に良かったです。かなり助けられました。
他にも副業を進めつつ見つけたものでいうと以下になります。
- 週1などペースを決めて必ず進捗報告と質問の場として共有の時間を入れさせてもらった
- ここでメンションするならいつかなど雑多な話も入れ込むと良い(?)
- 事前にスケジュール感を確認しておく
- 本業でもやるが、特に副業だと、締切があるタイプと技術的検証など長いスパンのものがごちゃまぜになりがちなので(あとコミュニケーション不足で実は依存していたタスクなどがある)
週1などペースを決めて必ず進捗報告と質問の場として共有の時間を入れさせてもらった
これ、めちゃくちゃ良かったのでぜひ。本業でもやることはあるんですが、副業だと特に効果バツグンです。大きくズレていたり、他のプロジェクトとのコンフリクトを避けられたり、得意な他の人にアサインしてもらったりができました。
新しいところで副業する際の今の自分用のTODOリストを乗っけておきます。
- [ ] 定期SyncUpの設定
- [ ] コミュニケーションの把握
- [ ] コードレビュワー
- [ ] 意思決定者
- [ ] プロジェクトを中止するのを決めるのは誰か
- [ ] アーキテクチャの決定/相談は誰か
- [ ] コミュニケーションなしで行えるオペレーションはなにか。誰に依頼するか
- [ ] 方法
- [ ] Slack/GitHub/Figma etc...
- [ ] タスクの設定
- [ ] 構成の把握
- [ ] インフラ構成
- [ ] アプリケーションのアーキテクチャ(図におこす)
- [ ] デプロイ方法
- [ ] 定期デプロイ or master/main にマージされると自動デプロイされる
- [ ] QA用のデータはどこにあるか
- [ ] 自前生成 or テストデータ or etc...
副業をやってみて良かったこと
まず事前に掲げていた目的は達成できました。一番大きかったのは、他の会社を知ることができたところです。
ざっと書くと、
- 他の会社でも形は違えど、本質的には同じ問題に悩まされている
- 組織構成が全く違う会社で働くことで、それぞれの問題を知ることができた
- いろんな人と働けて学びが多かった。コードやマネジメントなど
本質的には同じ問題に悩まされていることが見えたのは、自分のソフトスキルがどれくらい他の会社でも使えるかを学ぶいい機会になりましたし、今後の自分の生存戦略の判別の場として使えるなと思います。
あと、様々なコンテキスト・背景を持つ人がいるので、面白かったです。
良くなかったこと
基本的にやってみると、
- かける時間の少なさ
- コミュニケーション
この2つがボトルネックになって、副業のパフォーマンスが出づらかったり、進みが想定より遅くてストレスになりました。
ほかだと、
- 突発的なイベントに弱い
- プライベートな誘いを断り過ぎてしまった
- 本業が忙しくなる、引っ越し、帰省などでの調節が難しい
- 休日のふとした思いつきから書くコードや調査が激減した
- いろんな初対面の人と話すいい機会だったが、HP/MPがゴリゴリ減っていく
など、があります。誘いを断っていっててごめんなさい。コロナの状況次第でこのあたりが変動するので副業の時間は調節していこうと思います。
その他環境などでやってよかったこと
- マイナンバーカードとカードリーダー(確定申告が楽)
- 何社かで副業していて、PCを頻繁に切り替える必要があったので有線のハブ
- 新しいモデルが出ているが、当時最新だったAnkerのこれを購入
- https://www.amazon.co.jp/gp/product/B092VP1299
- iPad mini
- 初めて読むコードが多いので、図示して読むのに便利。元々iPad Proを持っていたが取り回しがしづらかった(片手に持ってコードを読むとかができなかった)
- Freee
- めちゃくちゃ便利。最高。
- 椅子を本業と同じものにする
- 首・腰が抜群に良くなった。
- 座った瞬間仕事モードになる
- プライベートと副業するときの部屋を分ける
- 今休んでいい時間なのか、コードを書く時間なのかをメリハリをつける
- 睡眠に影響が出ていたので本業のパフォーマンスも上がった
有線のハブ
雑ですが、これを使ってこんな感じでハブへの接続を切り替えれば全部接続できる環境にできたので便利です
Author And Source
この問題について(1年副業した振り返り), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://zenn.dev/rerost/articles/d5d26d8c151f24著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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