FileMaker Go にて iOSで、タッチイベント処理を色々仕込んでみた


FileMaker Go 向けにタッチイベント処理が色々準備されているので活用してみる。


FileMaker Goが素晴らしい。

  • なんといっても、無料アプリとして提供される。
  • 標準でいくつかのAppsが付属するが、即全削除w
  • FileMaker Pro または、Pro Advancedを持っていないとやりたいことは全くできない。
  • FileMakerで作成したレイアウトがそのまま再現され、データ入力が簡単に行える。
  • URLへアクセスしてHTTPで、ほぼ自由にデータをGETできる。
  • URLへアクセスしてHTTPで、ほぼ自由にPOSTできる。

ここまで読んで、お気づきだろうか?FileMakerを持っていれば、外部通信を行う専用のiOSアプリを、結構な低コストで低工数にて作成できる事を意味する・・・


どんな物が作れる?

アイデアしだいで、いろんな物が作成できる。

  • 受付専用のキオスク端末をiPadで構成
  • WiFiが通った敷地内であれば、各所を回って撮影し、チェック項目を入力し、最後に責任者にサインをしてもらう工程管理アプリ
  • LETモデルを使ったなら、出先は自由、お客さんとの商談で、各種オプション構成を選択して貰って、最後にシグニチャサインして貰う契約端末アプリ
  • お客様にダウンロードしてもらって、必要項目を入力し発注して貰うB2B専用アプリ

などなど


しかし・・・

やってみるとわかるけど、エラー処理を含めて作り込みを行うと、FileMakerとはいえ結構大変になってくる。特にテストとか。


そこで、デバッグ専用の画面を用意したりするのだが・・・

だれでもアクセスできてしまうと困るので、隠しボタンにしたりとか、本ちゃんモードに切り替えたら間違って移行しないようにしたりとしないように気を遣ったり、いろいろと面倒なことも多い。


普段起こりえないジェスチャーを仕込むことができたら?

そこで、普段は起こりえないジェスチャーを、専用の画面切り替えトリガーにできたらどうだろう。例えば三本指タップを4連続発生したら・・・とか。

こちらは、一定時間、画面のタッチがなかったら強制的に認証画面に戻す。
そして、三本指の連続タップが4回発生したら専用のスクリプトを呼び出し、デバッグ専用の画面に切り替えるという例。

レイアウト設定のスクリプトトリガーで、

OnGestureTap

ってのがるので、そちらでスクリプトを呼び出す。

Get(トリガジスチャ情報)

という関数で改行区切り文字列にいろいろ情報が返ってくるので、特定時間内に連続して三本指タップが発生した回数を記録していき、連続回数が4回になったところでスクリプト呼び出しと。

一定時間タッチイベントが発生しなければ、ログイン認証画面に戻るようにしてセキュリティを高めたり。

いろいろ便利に使えたりします。


開発テストが完了したら、デバッグ画面に切り替えるスクリプトだけ修正すれば間違って変な画面を出されることも無くなるし、社内用だったら告知しなけりゃ誰も気づかないでしょうw