Windows10でOpenShift CodeReady Container(CRC)を試す


Windows10でOpenShift Code Ready Container (CRC) を試す

1. Hyper-Vを有効化

Windowsの機能で、Hyper-VWindows ハイパーバイザープラットフォームを有効化します。
※ 有効化には再起動が必要です。

2. RedHat から OpenShift Code Ready Containerを入手する

以下のサイトにアクセスし、プルダウンからWindowsを選択して、Download CodeReady Containerを選択します。
合わせて、その下のDownload pull secretを選択し、pull-secret.txtもダウンロードします。
https://cloud.redhat.com/openshift/create/local

3. zipの展開

2.でダウンロードしたCRCpull-secret.txtをフォルダに展開します。

4. コマンドプロンプトの起動

エクスプローラのアドレスにcmdと入力して、Enterを押します。

5. Setup

以下のコマンドを実行します。

crc.exe setup

6. Start

pull-secret.txtのパスを指定して、crc startを実行します。

crc.exe start --pull-secret-file [pull-secret.txtのパス]

WARN Failed public DNS query from the cluster: ssh command error:

以下のメッセージが出た場合、正常に起動ができていません。

INFO Check internal and public DNS query ...
WARN Failed public DNS query from the cluster: ssh command error:
command : host -R 3 quay.io
err     : Process exited with status 1\n : ;; connection timed out; no servers could be reached
INFO Check DNS query from host ...

以下のコマンドを実行し、一度、OpenShift CodeReady Containerを停止します。

crc stop

その後、nameserverのパラメータを付けて再起動します。

crc start --nameserver 1.1.1.1

7. 管理画面表示

コンソールに表示されているhttps://console-openshift-console.apps-crc.testingにアクセスし、kubeadminとパスワードを入力します。

自己署名

OCPは自己署名のため、Chromeでは、以下の画面が表示されますが無視してアクセスしてください。
(複数回表示されることがあります。)

8. stop

OpenShift CodeReady Container の停止は、以下のコマンドを実行します。

crc stop

9. cleanup

完全にクリーンアップする場合、以下のコマンドを実行します。

crc cleanup