Azure Remote Rendering やーる


Azure Remote Rendering(プレビュー)が昨日公開されたので、さっそく試してみました!

Azure Remote Renderingとは、データサイズの大きい3Dモデルをクラウドでレンダリングし、その結果をストリーミングすることで、リアルタイムにHoloLens2などのデバイスに表示することができるサービスです。

Azure Remote Renderingについて

システム要件について

remote rendering accountの作成

1.azure portal にログインし、remote renderingを検索、remote rendering account を作成します

2.リソース名、サブスクリプション、リソースグループを指定します

3.デプロイ完了したらリソースに移動してください

クイックスタート

下記のドキュメントを参考に進めていきます。
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/remote-rendering/quickstarts/render-model

1.サンプルプロジェクトをクローンします

mkdir ARR
cd ARR
git clone https://github.com/Azure/azure-remote-rendering

2.UnityHubのリストに追加からARR\azure-remote-rendering\Unity\Quickstartを開きます
※Unityのバージョンは2019 3.1f1

3.Scenes->QuickStartを開きます

4.RemoteRenderingゲームオブジェクトを選択し、InspectorビューにアカウントIDとKey、ドメインを入力します

アカウントIDはリソースのremote rendering の概要に載っています。

リージョンの名前は、リソースグループから確認できます。例:米国東部なら、ドメインはeastus.mixedreality.azure.comです。

リージョンの名前について

5.UnityのPlayボタンを押すと表示されました!

表示するサンプルのモデルについて

Name Value
Required VM size standard
Number of triangles 18.7 Million
Number of movable parts 2073
Number of materials 94

表示するモデルのカスタマイズはこちらから

HoloLens2にデプロイ

こちらのドキュメントを参考にします
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/remote-rendering/quickstarts/deploy-to-hololens

1.Build Settingsを開き、UWPにSwitch Platformして、下記のように設定し、フォルダを指定してBuildします

2.ビルドしたフォルダの中にある.slnファイルをVisualStudio2019で開き、Release・ARM64で、リモートコンピュータ(HoloLens2のIPアドレス)を指定してCtrl+F5でデプロイします

PCにデプロイ

こちらのドキュメントを参考にします
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/remote-rendering/quickstarts/deploy-to-desktop

1.PlayerSettingsのVirtual Reality Supportedの☑を外します

2.Build SettingsのHoloLens・ARM64をPC・x86に変更し、フォルダを指定して、Buildします

3.ビルドしたフォルダの中にある.slnファイルをVisualStudio2019で開き、Release・x86で、ローカルコンピュータを指定してCtrl+F5でデプロイします