Laravel6をGoogle App Engineで動かす
TL;DR
GCPのApp EngineでLaravel6.8を動かしてみました。
下記のチュートリアルに手順が示されています。
準備
プロジェクトを作り、課金を有効にしましょう。
Cloud SDKをローカルマシンにインストールして、gcloud
コマンドを使えるようにします。
gcloud
で作成したプロジェクトを選択します。
Laravelのインストール
ToDoアプリを作るという前提でインストールします(実際にこの記事で作るまでには至りませんが)
インストールされるのは2020-01-02現在最新のLaravel6.8.0です。
$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel todo
$ cd todo
$ php artisan serve
ここまででブラウザで表示出来ることを確認します。
App Engine用の変更
ここからApp Engineのための変更を加えていきます。
app.yaml
の作成
App Engineは設定ファイルのapp.yaml
が必要です。
runtime: php72
env_variables:
## Put production environment variables here.
APP_KEY: YOUR_APP_KEY
APP_STORAGE: /tmp
VIEW_COMPILED_PATH: /tmp
SESSION_DRIVER: cookie
アプリケーションキーの更新
Laravelのアプリケーションキーをapp.yaml
に追加します。
$ sed -i '' "s#YOUR_APP_KEY#$(php artisan key:generate --show --no-ansi)#" app.yaml
bootstrap/app.php
の修正
App Engine用にストレージパスを変更します。
/*
|--------------------------------------------------------------------------
| Set Storage Path
|--------------------------------------------------------------------------
|
| This script allows you to override the default storage location used by
| the application. You may set the APP_STORAGE environment variable
| in your .env file, if not set the default location will be used
|
*/
$app->useStoragePath(env('APP_STORAGE', base_path() . '/storage'));
チュートリアルにはbeyondcode/laravel-dump-server
の削除とありますが、
Laravel6では初めからbeyondcode/laravel-dump-server
は含まれていないので大丈夫です。
デプロイ
$ gcloud app deploy
$ gcloud app deploy
どのリージョンにデプロイするか聞かれるので、今回はasia-northeast1
(東京)を選択。
デプロイが成功すると、以下のコマンドでブラウザが開きます。
$ gcloud app browse
ここまででまずファーストステップ完了。
デプロイの際に.gcloudignore
が生成されました。
これにはデプロイから除外するファイルを記述します。
確認するとvendor
などが含まれています。
そこで.gcloudignore
に.env
を追加します。
環境変数はapp.yaml
で渡すほうがいいと思います。
Cloud SQLの使用
次にデータベースを使えるように設定します。
まずCloud SQL for MySQLの第2世代インスタンスを作成します。
Cloud SQL Proxy
次にローカルマシン上でCloud SQLへのマイグレーションを実行出来るように、Cloud SQL Proxyをインストールします。
INSTANCE_CONNECTION_NAME
は作成したMySQLインスタンスのインスタンス接続名です。
$ curl -o cloud_sql_proxy https://dl.google.com/cloudsql/cloud_sql_proxy.darwin.amd64
$ chmod +x cloud_sql_proxy
$ ./cloud_sql_proxy -instances=INSTANCE_CONNECTION_NAME=tcp:3306
データベースの作成。
Cloud SQL Proxyを使えるようになったのでgcloud
コマンドでデータベースを作ります。
YOUR_INSTANCE_NAME
はインスタンス名で、インスタンス接続名とは違います。
以下ではlaravel-todo
というデータベースを作っています。
$ gcloud sql databases create laravel-todo --instance=YOUR_INSTANCE_NAME
マイグレーション
セッションテーブルとキャッシュテーブルをマイグレーションします。
準備として、.env
にパスワードなどを追加しておきましょう。
php artisan session:table
php artisan cache:table
php artisan migrate
これでプロキシ経由でマイグレーションが実行されます。
デプロイ
再びapp.yaml
を編集します。
パスワードやインスタンス接続名などを書き換えてください。
runtime: php72
env_variables:
## Put production environment variables here.
APP_KEY: YOUR_APP_KEY
APP_STORAGE: /tmp
VIEW_COMPILED_PATH: /tmp
CACHE_DRIVER: database
SESSION_DRIVER: database
## Set these environment variables according to your CloudSQL configuration.
DB_DATABASE: YOUR_DB_DATABASE
DB_USERNAME: YOUR_DB_USERNAME
DB_PASSWORD: YOUR_DB_PASSWORD
DB_SOCKET: "/cloudsql/YOUR_CONNECTION_NAME"
$ gcloud app deploy
ブラウザで確認すると、エラーとなってしまいました。
エラーは以下のコマンドでリアルタイムに確認出来ます。
$ gcloud app logs tail -s default
いろいろ調べたんですが、これという原因はわからず、確実にエラーが解消されるのはStorageにあるコンテナイメージのバケットを削除してからデプロイし直すことでした。対処方法がこれで本当にいいのかわかりませんが。。。
ブラウザでアクセスした後にデータベースのsessions
テーブルを確認したら、ちゃんとデータが入っていたので、Cloud SQLが使えることもわかりました。
その他のエラー
あと、
Class 'Facade\Ignition\IgnitionServiceProvider' not found
というエラーが出る場合もあります。
これは、facade/ignition
をrequire-dev
ではなくrequire
のほうに移さないといけないっぽいです。
$ composer require facade/ignition
gcloud app deploy
でデプロイされるのはproduction
のようなんですが、.env
もしくはapp.yaml
のAPP_DEBUG
がtrue
になっていると、facade/ignition
が必要になるかららしいです。
アプリケーションの無効化
プロジェクトは削除したくないけど、一旦アプリケーションにアクセス出来ないようにしたい場合があると思います。
そのときは、App Engineの設定から「アプリケーションを無効にする」でアクセス出来ないようにします。
まとめ
デプロイを繰り返すとエラーになったり不思議な現象に悩まされました
Storageのバケット削除で対処したけど本当にこれでいいのかわかりません。
しかし簡単にLaravelアプリをデプロイ出来るのは魅力的ですね
参考URL
https://cloud.google.com/community/tutorials/run-laravel-on-appengine-standard?hl=ja
https://cloud.google.com/sdk/docs/downloads-interactive?hl=ja
https://cloud.google.com/sql/docs/mysql/quickstart-proxy-test?hl=ja
https://stackoverflow.com/questions/58087153/laravel-with-app-engine-standard-class-facade-ignition-ignitionserviceprovider
https://qiita.com/hibohiboo/items/526566ffa007fe1ec84b
Author And Source
この問題について(Laravel6をGoogle App Engineで動かす), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/kiyc/items/d86da4e5753220c121b9著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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