Google App Engine便利ですよね。
いかに利用者にインフラの負担をかけずサービスを運用させていかせるか、凄い考えられてると思います。
standard環境でpython3.7やphp7.2も将来的に使用できるようになりますし、今後にも期待できます。

ただ……たまに罠のような何かがあるんですよね。
こう、予期していなかったエラーというか、桶狭間でいうところの今川義元感というか。

app.yaml

runtime: python27
api_version: 1
threadsafe: yes
service: trap-service

handlers:
- url: (/|/(.+)/|/index\.html)
  script: main.app

- url: /(.+)
  static_files: dist/\1
  upload: dist\/(?!(index\.html))
  expiration: "15m"

skip_files:
- ^(?!(dist|main\.py|\.env)).*$

という訳で問題の発生したapp.yamlです。

• 「/」か、「foo/bar/」とかの末尾/系か、/index.htmlであればpythonを呼び出す
• それ以外であればdistフォルダからURLに応じたファイルを参照して返却する
• gaeにアップロードするのは、distフォルダとmain.pyと、.envファイルだけ！

という構成です。一見問題なさそうに見えます。
いや、自分も問題ないだろうと思っていました。
ここでエラーに気づける人は凄いと思います。

エラー！！

gcloud app deploy --project foobar --version 1 app.yaml

ERROR: (gcloud.app.deploy) INVALID_ARGUMENT: The request is invalid.
- '@type': type.googleapis.com/google.rpc.BadRequest
  fieldViolations:
  - description: 'Value "dist\/(?!(index\.html))" must be a valid regular expression.
      Details: invalid or unsupported Perl syntax.'
    field: version.handlers[1].static_files.upload_path_regex

• 「?!」の正規表現は使えないというエラー……！！
• そして現れるperl syntaxのエラー
• googleではperlを使っているのか……というちょっとした驚き

原因は書いてある通り、否定の正規表現「?!」が通らないというエラーでした

URL and file path patterns use POSIX extended regular expression syntax, excluding collating elements and collation classes. Back-references to grouped matches (e.g. \1) are supported, as are these Perl extensions: \w \W \s \S \d \D.

と書いてあるから仕方ない……

だがしかし

skip_filesでは?!の指定が使えるんですよね！
ドキュメントには書いてある……けれども、skip_filesで使えるのであれば、urlでも使えると嬉しかった……

最後に

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