androidアプリ開発〜ライブラリの追加方法〜


はじめに

android.supportライブラリの導入に手間取ったため、
導入方法を簡単なビルドの解説と一緒に載せておきます。

手順

ライブラリを追加する方法は下記の二つがあります。

1. build.gradleを使う方法
2. Project Structureを使う方法

2の方が圧倒的に簡単です。
新しくライブラリを入れる時はこちらを使った方が確実でしょう。

1.build.gradleを使う方法

1-1.自分が使いたい機能が入っているライブラリ名を調べる

下記リンクに、android supportライブラリで提供されている機能が書かれています。
https://developer.android.com/topic/libraries/support-library/features

機能の概要や、利用可能なAPIレベルなんかも記載されているので、
こちらでどのライブラリを利用したいのかをしっかり把握しましょう。


1-2.build.gradleを記述

自分の使いたいライブラリ名がわかったら、
上のリンクから依存関係識別子をコピーしてきて、
Moduleレベルのbuild.gradleに下記のように記述します。

build.gradle
dependencies {
    //他のライブラリ依存関係
    implementation 'com.android.support:design:28.0.0'
}

ここでは、groupnameversionの三つの値を記述しています。
上の例は省略形で、下記のように明示的にgroup:name:versionを記述することもできます。

build.gradle
dependencies {
    //他のライブラリ依存関係
    implementation group: 'com.android.support', name: 'design', version:'28.0.0'
}

これらは「"com.android.support"グループの、"design"というライブラリの、バージョン"28.0.0"への依存関係」を意味しています。
groupnameは、コピーしてきた依存関係識別子をそのまま使用して大丈夫です。
versionはcompileSdkVersionと揃えなければいけないなどのルールがあります。
自分にあったものを記述しましょう。


1-3.Syncを実行

build.gradleに変更が入ると、上の方にSyncボタンが出るはずです。


これを押すとプロジェクトに反映されます。
build.gradleを使用する方法は以上です。

2.ProjectStructureを使う場合

2-1.File -> ProjectStructure を開く

ショートカットだとCommand + ;で表示できます。


2-2.app -> Dependencies -> + Library Dependencies を選択


2-3.自分の使いたいライブラリを調べて追加


ここでOKボタンを押せば完了です。


おまけ

◼️ androidプロジェクト構成とbuild.gradle

androidアプリは、Projectと1つ以上のModuleから構成されています。

こんな感じで、Projectの下にModuleがあって、
大抵の人はappというModule名になっていると思います。

build.gradleが2つ(以上)あるのは、
Project全体で管理する情報と、Module別で管理する情報を分けるためです。
今回はappモジュールにライブラリを追加するために、Moduleレベルのbuild.gradleを修正しました。