CentOS8にRcloneインストールしてGoogleDriveの特定フォルダの中身表示するとこまでやるん


前提条件

GoogleDriveの接続認証の際にブラウザ上での操作があります。
まず、GUIデスクトップ環境を用意する必要があります。

本家サイトを参考にしつつrcloneのインストールまで

本家サイト
https://rclone.org/install/

まずはrcloneをダウンロードして解凍。

curl -O https://downloads.rclone.org/rclone-current-linux-amd64.zip
unzip rclone-current-linux-amd64.zip

解凍したrcloneをパスが通ってる場所へコピー。
実行権限付与。

cd rclone-*-linux-amd64
cp rclone /usr/bin/
chown root:root /usr/bin/rclone
chmod 755 /usr/bin/rclone

rcloneが使えるように設定。
(必要なものはインストール)

mkdir -p /usr/local/share/man/man1
cp rclone.1 /usr/local/share/man/man1/

yum install man
yum install man-pages

mandb

下記コマンドでrcloneのバージョンが取得できればインストール終了。

rclone version

rcloneのエントリ(GoogleDrive接続設定)を作る

下記コマンドで設定作成開始。

rclone config


と聞いてくるから、『新しい設定作るよ』って意味で n


お次は『name』って聞いてくるから、自分の好きな接続名を入力。
今回は GoogleDriveSync としました。


お次は『接続の種類は何にする?』って聞いてくる。
GoogleDriveだから…

13 を。
この番号はrcloneのバージョンによって変わる可能性あるから、表示された内容をよく読んだ方がいいと思います。


そしたら『client_id』『client_secret』をどうするか聞いてくるけど、設定無しで。(何も入力せずえんたー)


次は『scope』(アクセス権どうする?)って聞いてくる。
今回はアップロードもダウンロードもするから 1 で


『root_folder_id』『service_account_file』をどうするか聞いてくるけど、設定無しで。(何も入力せずえんたー)


その次は『Edit advanced config?』って聞いてくるので n


そして『Remote config?』って聞いてくるから y


少し待つとブラウザ開くからGoogleアカウントへログイン。

認証して下図が出ればOK。


そしたら『Configure this as a team drive?』って聞いてくるけど、個人で使うだけだから n


そのあとtokenとかの接続情報が表示されるので y で。


最後に下図のように設定できたよって見せてくれるから q で終了。

GoogleDriveの特定フォルダの中身を表示してみよう!

GoogleDriveのルート直下にある『ゆるきゃん』フォルダの中身を下記コマンドで表示!

rclone ls GoogleDriveSync:'ゆるきゃん'


OKですね。

  • ルートに対してlsするとGoogleDrive内のファイルを一気にぜーんぶ表示しようとしちゃうので注意!(テストフォルダー作って確認した方がいいです)
  • フォルダパスに平仮名などが含まれている場合、シングルクオテーション囲わないとフォルダー見つからないよエラーになります。

蛇足

インストール~GoogleDriveのファイル一覧取得まで割とすんなり行けました。

rcloneはGoogleDrive以外にもいろんなクラウドストレージに対応しているようです。
ストレージの乗り換えや使い分けなんかする時もスムーズに行けそうです。

ファイル一覧取得した時にGoogleAPIと時刻ずれてるよ的な警告出るけど、個人で使う分にはそこまで気にしなくてもいいかな…って思う。

参考サイトさん

Rcloneの本家サイトのGoogleDriveのマニュアル
https://rclone.org/drive/

参考サイト
https://www.harumaki.net/2016/06/23/rclone_google-drive-for-linux/

次の記事

CentOS8にインストールしたRcloneでGoogleDriveに対してダウンロードとアップロードなど

バージョン

CentOS Linux release 8.2.2004 (Core)