言語処理100本ノック-37(pandas使用):頻度上位10語
言語処理100本ノック 2015「第4章: 形態素解析」の37本目「頻度上位10語」記録です。
今回はグラフ表示ということでmatplotlib
を使います。matplotlib
で誰もが陥ると思われる「豆腐問題」(日本語が表示される豆腐っぽい文字がグラフ上に表示される現象)に対応します。
参考リンク
リンク | 備考 |
---|---|
037.頻度上位10語.ipynb | 回答プログラムのGitHubリンク |
素人の言語処理100本ノック:37 | 多くのソース部分のコピペ元 |
MeCab公式 | 最初に見ておくMeCabのページ |
環境
種類 | バージョン | 内容 |
---|---|---|
OS | Ubuntu18.04.01 LTS | 仮想で動かしています |
pyenv | 1.2.16 | 複数Python環境を使うことがあるのでpyenv使っています |
Python | 3.8.1 | pyenv上でpython3.8.1を使っています パッケージはvenvを使って管理しています |
Mecab | 0.996-5 | apt-getでインストール |
上記環境で、以下のPython追加パッケージを使っています。通常のpipでインストールするだけです。
種類 | バージョン |
---|---|
matplotlib | 3.1.3 |
pandas | 1.0.1 |
第4章: 形態素解析
学習内容
夏目漱石の小説『吾輩は猫である』に形態素解析器MeCabを適用し,小説中の単語の統計を求めます.
形態素解析, MeCab, 品詞, 出現頻度, Zipfの法則, matplotlib, Gnuplot
ノック内容
夏目漱石の小説『吾輩は猫である』の文章(neko.txt)をMeCabを使って形態素解析し,その結果をneko.txt.mecabというファイルに保存せよ.このファイルを用いて,以下の問に対応するプログラムを実装せよ.
夏目漱石の小説『吾輩は猫である』に形態素解析器MeCabを適用し,小説中の単語の統計を求めます.
形態素解析, MeCab, 品詞, 出現頻度, Zipfの法則, matplotlib, Gnuplot
夏目漱石の小説『吾輩は猫である』の文章(neko.txt)をMeCabを使って形態素解析し,その結果をneko.txt.mecabというファイルに保存せよ.このファイルを用いて,以下の問に対応するプログラムを実装せよ.
なお,問題37, 38, 39はmatplotlibもしくはGnuplotを用いるとよい.
37. 頻度上位10語
出現頻度が高い10語とその出現頻度をグラフ(例えば棒グラフなど)で表示せよ.
回答
回答プログラム 037.頻度上位10語.ipynb
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
plt.rcParams['font.family'] = 'IPAexGothic'
def read_text():
# 0:表層形(surface)
# 1:品詞(pos)
# 2:品詞細分類1(pos1)
# 7:基本形(base)
df = pd.read_table('./neko.txt.mecab', sep='\t|,', header=None,
usecols=[0, 1, 2, 7], names=['surface', 'pos', 'pos1', 'base'],
skiprows=4, skipfooter=1 ,engine='python')
return df[(df['pos'] != '空白') & (df['surface'] != 'EOS') & (df['pos'] != '記号')]
df = read_text()
df['surface'].value_counts()[:10].plot.bar()
# 助詞と助動詞を除外
df[~df['pos'].str.startswith('助')]['surface'].value_counts()[:10].plot.bar()
回答解説
豆腐(グラフ文字化け対応)対応
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
plt.rcParams['font.family'] = 'IPAexGothic'
def read_text():
# 0:表層形(surface)
# 1:品詞(pos)
# 2:品詞細分類1(pos1)
# 7:基本形(base)
df = pd.read_table('./neko.txt.mecab', sep='\t|,', header=None,
usecols=[0, 1, 2, 7], names=['surface', 'pos', 'pos1', 'base'],
skiprows=4, skipfooter=1 ,engine='python')
return df[(df['pos'] != '空白') & (df['surface'] != 'EOS') & (df['pos'] != '記号')]
df = read_text()
df['surface'].value_counts()[:10].plot.bar()
# 助詞と助動詞を除外
df[~df['pos'].str.startswith('助')]['surface'].value_counts()[:10].plot.bar()
以下の記事を参考にして豆腐(グラフ文字化け対応)対応をしました。対応方法はOSおよびPython環境(pyenv使用など)に大きく依存するので注意ください。
2021/11/25追記: japanize-matplotlibという神ライブラリができていました。記事「1分で簡単!Matplotlibの日本語対応を徹底解説!」参照。
1. フォントインストール
apt-get
でフォントをインストールします
apt-get install fonts-ipaexfont
2. キャッシュ削除
matplotlib
のフォントキャッシュである以下のファイルを物理削除します。2つの違いがわかっていないのですが、「キャッシュは消してもいいや」の感覚で削除しました。
- /Users/ユーザー名/.cache/matplotlib/fontlist-v300.json
- /Users/ユーザー名/.cache/matplotlib/fontlist-v310.json
3. Pythonでフォント指定
Python上の以下の設定でグラフ出力するフォントを指定します。これで「豆腐」対応完了です。
plt.rcParams['font.family'] = 'IPAexGothic'
グラフ出力
pandas
だとplot
を使ってそのまま出力できるので非常に便利です。
df['surface'].value_counts()[:10].plot.bar()
# 助詞と助動詞を除外
df[~df['pos'].str.startswith('助')]['surface'].value_counts()[:10].plot.bar()
出力結果(実行結果)
プログラム実行すると以下の結果が出力されます。やはり数字だけで見るよりグラフ化した方がわかりやすいですね。
全単語
助詞と助動詞を除外した単語
Author And Source
この問題について(言語処理100本ノック-37(pandas使用):頻度上位10語), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/FukuharaYohei/items/dc355bcc038c2cee4de8著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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