データ分析ツール AmplitudeのiOSアプリ導入とダッシュボードの見方


Amplitude?

Mixpannelのようなデータ分析ツール
GoogleAnalyticsなどはデータ全体の概観を分析し、結果指標(ユーザ数やリテンションなど、施策の結果として現れる指標)を確認するのに適しているのに対し、これらのツールでは「ある特定の行動をとったユーザー」のリテンションなどがパラメーターを逐次変えながら見ることができるのでアプリをグロースさせるには欠かせないツールです

『いちばんやさしいグロースハックの教本』の梶さんがマストとしているツールでもあります
サービスのグロースやUX改善に不可欠なMixpannelやAmplitudeの計測設計

料金は1000万セッションまでならフリープランで大丈夫ですので気軽に試してみましょう

iOSアプリへの導入

日本語版が無かったので書いていきます

Cocoapodsを使っている場合は

podfile
pod 'Amplitude'

と記載して$pod install

logger.swift
var logger: Amplitude

logger = Amplitude.instance()
logger.initializeApiKey("hogehogepiyopiyo", userId: userID)

などとどこかのファイルに記載した上で、(userIDはアプリに固有のユーザーIDを使うとよいと思います)

application.swift
logger.logEvent(eventName, withEventProperties: ["web_title": "Qiita"])

ログを送りたいアクションタイミングでlogEventを呼ぶとログが送られます ちょろい

ダッシュボードの見方

こちらに素晴らしいデモがあります

無料版でもたくさんの機能が使えるのですが、ユーザーリテンション分析について少し紹介します
こちらがデモ版

パネル右で、あらかじめ指定しておいたユーザープロパティごとにユーザーを区切ります
すると、以下のような形で区切られたそれぞれのユーザーの属性に応じてday7までのリテンションを見ることができます
このデモでは、Social Eventsを起こしたユーザーのリテンションが全体よりも高いことがみて取れるので「ユーザーには出来るだけこれらの行動をしてもらうように導線を変えた方が良いかもしれない」という戦略が立てられるかもしれません

英語ですが、こちらにデモの機能全ての解説動画が上げられています