RaspberryPiでopenFrameworksを使う~第2章
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簡単なアプリを作ってみる
前章でインストールしたopenFrameworksを使って、早速、簡単なアプリを作って見ましょう。
プロジェクトを作る
openFrameworksのプロジェクトを生成するために、projectGeneratorというツールが作られたのですが、残念ながらRaspberryPiの環境ではうまく動かないようなので、レガシーな方法でいきます。
プロジェクトは、openFrameworksの中のapps/myApps/に置きます。
cd ~/openFrameworks/apps/myApps
cp -r emptyExample hello_of
cd hello_of
これで、hello_ofという名前のプロジェクトができました。早速、プロジェクトディレクトリの中身を見てみましょう。
config.make ・・・・ビルドに必要な諸々の追加設定
emptyExample.png・・不要
Makefile・・・・・・所謂makeファイル
README.md ・・・・・不要
src ・・・・・・・・ソースファイルを置く場所
┣ main.cpp ・・・・main関数
┣ ofApp.cpp・・・・アプリの実装
┗ ofApp.h・・・・・ヘッダファイル
ソースファイルの類はすべてsrcディレクトリに入れれば、自動的に、コンパイル、リンクが行われます。
openFrameworksの基本
基本となるのはofApp.cppの中にあるたった三つのメソッドです。
アプリ起動直後にofApp::setupが呼び出され、その後、ofApp::updateとofApp::drawが、画面の垂直同期のタイミングに合わせて繰り返し呼び出されます。
丸を描いてみる
src/ofApp.cppの中には、空のメソッドがすべて用意されているので、ここに書き足して、画面に丸を描いてみます。
void ofApp::draw(){
// 画面全体を黒く塗りつぶす
ofClear(0, 0, 0);
// 水色
ofSetColor(0, 255, 255);
// 塗りつぶし
ofFill();
// 円を描く
ofDrawCircle(300, 300, 100);
}
ビルドして実行してみます。
make
cd bin
./hello_of
はい、できました。終了するにはCtrl+Cを押します。
インタラクションな感じにしてみる
丸を描いただけではつまらないので、ちょっとインタラクションな感じにしてみましょう。
マウスやキーボードのイベントは、それぞれのコールバック関数で受け取ります。
ofApp::keyPressed ・・・キーボードが押された時
ofApp::keyReleased・・・キーボードが離された時
ofApp::mouseMoved ・・・マウスが動いた時
ofApp::mouseDragged ・・マウスがドラッグされた時
ofApp::mousePressed ・・マウスのボタンが押された時
ofApp::mouseReleased・・マウスのボタンが離された時
では実際にちょっと書いてみましょう。
private:
float v, y;
void ofApp::setup(){
// 初期位置
y = 100;
v = 0;
}
void ofApp::update(){
// 座標を更新
v += 1;
y += v;
// 着地したら止まる
int bottom = ofGetHeight()-100;
if (y > bottom) {
y = bottom;
v = 0;
}
}
void ofApp::draw(){
ofClear(0, 0, 0);
// 円を描く
ofSetColor(0, 255, 255);
ofFill();
ofDrawCircle(300, y, 100);
}
void ofApp::keyPressed(int key){
// スペースキーが押されたら跳ねる
if (key == ' ') {
v -= 50;
}
}
スペースキーを押すと水色の丸がぴょんぴょんします。
Author And Source
この問題について(RaspberryPiでopenFrameworksを使う~第2章), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/felis_silv/items/893b6ee0fc3b768b7e3a著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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