Reactでobnizを使おう
Reactでobnizを使うにはちょっと一工夫いるっぽいので試してみました。
Reactで使うWebpackが、obnizで使っているwebpackを認識しなくて設定を引き継いでくれないようで、底の部分に関していくつか修正が必要なようです。
とにかく結論だけ知りたいんだという方は、こちらのgithubを参照ください。
reactを使ってリアルタイムでobnizをレンダリング pic.twitter.com/B8RMTxFDWh
— kido (@9wick) June 6, 2020
dialog-polyfill が必要
obnizの内部ではdialog-polyfillを使っています。(nodejs版では不要ですが、HTML版にwebpackする際に必要)。
npm install で入れてしまいましょう
npm install -D dialog-polyfill
リソース読み込みのためにcssやyamlファイルを読み込めるようにする
obniz.js内部ではcssファイルやyamlファイルを扱っています。
webpackのデフォルト設定ではこれらを読み込むことができないので、
コレを読めるようにします
npm i -D json-loader yaml-loader raw-loader
webpackの設定のrulesにも、jsonやyaml、cssが読めるように設定します。
module.exports = {
...
module: {
rules: [{
test: /\.jsx?$/,
exclude: /(node_modules|bower_components)/,
use: [{
loader: 'babel-loader',
options: {
presets: ['@babel/preset-react', '@babel/preset-env']
}
}]
},
{
test: /\.(yml|yaml)$/,
use: [
{
loader: require.resolve('json-loader'),
},
{
loader: require.resolve('yaml-loader')
},
],
},
{
test: /\.(css)$/,
use: 'raw-loader',
},
]
},
...
};
.mapエラーを消したい・・・・がまだわからず
obnizは.mapファイルをgitに入れていないため、読み込もうとしてそんなの無いよエラーが大量に出ています。
このワーニングを消したい! が解消法はわかってないです。
原因のわかっているワーニングなので、取りあえず動くし放置しましょう。
obnizとreactで使うときのサンプル
ここまでの対策でobnizは無事に動くようになります。
どんなふうにobnizとreactを使うとよいかちょっと書いてみましょう。
connectする前にはobniz.displayやobniz.switchなどのプロパティにアクセスできない
obniz.onconnectが呼ばれるまでは、obnizのプロパティは一部存在しなく、obniz.displayなどにアクセスすることはできません。
obnizにはconnectionStateというプロパティがあるので、コレを使って接続中かどうか判断します。
if(this.props.obniz.connectionState === "connected"){
this.props.obniz.display.clear();
this.props.obniz.display.print(text);
}
コールバック関数の設定タイミング
スイッチの入力などのコールバック関数の設定タイミングに注意する必要があります。
reactのDOMが作られる瞬間に、obnizがオンラインなのか未接続なのかは状況次第になります。
未接続の場合はonconnectが呼ばれた段階でコールバック関数を設定したいですが、接続済みの場合はその後onconnectが呼ばれることはないので、そこに設定しても動作しません。
そこで、ここでも接続状況教によって場合分けをする必要があります。
また、この際、obniz.onconnect
を上書きすると、他のところで設定しているものが使えなくなるので、
1つしか登録できないobniz.onconnect
ではなく、obniz.on('connect', ()=>{ ... })
を使いましょう
※obniz.on('connect', ()=>{ ... })
はいくつ登録しても、全部の関数が呼ばれます。
export default class ObnizSwitchState extends React.Component {
constructor(props) {
super();
this.state = {switchState: "unknown"};
if (props.obniz.connectionState === "connected") {
this.setupObniz();
} else {
props.obniz.on('connect', () => {
this.setupObniz();
})
}
}
setupObniz() {
this.props.obniz.switch.onchange = (state) => {
this.setState({switchState: state})
}
}
...
}
というわけでサンプル
こちらのgithubに上げています。
https://github.com/9wick/obniz-react-sample
obnizIDの設定だけ変えてもらえればこんな形でうごきます。
https://github.com/9wick/obniz-react-sample/blob/master/src/js/components/Layout.js#L9
reactを使ってリアルタイムでobnizをレンダリング pic.twitter.com/B8RMTxFDWh
— kido (@9wick) June 6, 2020
Author And Source
この問題について(Reactでobnizを使おう), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/wicket/items/324ab34bfdabeb5767cb著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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