わい、SDカードにxamppポータブルを入れてみるの巻


人生で歯医者に行った回数よりもXAMPPをインスコして設定をいじった回数のほうが多いと自負します
ちなみに歯医者は5年くらい行ってないですw

今回の目的

・2台のノートPCを気分によって使い分けるのでどっちでも使えるようにSDカードに入れたい。
(ノートPCにはたいてい専用の差込口があり普段の利用頻度もUSBより少ないので都合がいい)
  
・複数のバージョンのPHPを試せるようにしておきたい。

対象環境

PC
どっちも Windows 10(64bit)

SDカード
ドラレコ用に使ってたやつを再利用(32GB Class10)

手順

まずSDカードのドライブレターをXに変更

※他のパソコンで使うときも同様の設定が必要になります。

(参考)ドライブレター ( 「 F: 」 など ) を変更する方法 ( Windows 10 )
http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/3362?site_domain=default



XAMPPポータブル版をダウンロード

今回はPHP7.3用でインストールします。

Home / XAMPP Windows / 7.3.10
https://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/7.3.10/

インストール先

このフォルダを作成してインストールします。
X:\XAMPP\7_3


※もしPHP5.6を同じ手順で入れるときはこんな感じのフォルダ名にすると思います。
X:\XAMPP\5_6

初回起動確認

インストールが完了したら動作確認します。
http://localhost/

これだけでも十分ですが、さらに複数バージョンで同じ設定のドキュメントルートを参照できるように変更します。

共通で使える設定ファイルを作成

X:\XAMPP\management\my-httpd.conf

my-httpd.conf
# 共通で使うドキュメントルート
DocumentRoot "X:/XAMPP/www"

<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "X:/XAMPP/www"
    ServerName "localhost”
    ErrorLog "logs/localhost-error.log"
    CustomLog "logs/localhost-access.log" common
</VirtualHost>
<Directory "X:/XAMPP/www">
    Options Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
    AllowOverride All
    Require all granted
</Directory>

ドキュメントルート確認用のスクリプト配置

X:\XAMPP\www\index.php

index.php
<?php 
// このphpファイルの配置パスを表示
var_dump(__FILE__);

// PHP infoを表示
phpinfo();

Apacheのhttpd.confの最後に追記

X:\XAMPP\7_3\apache\conf\httpd.conf

httpd.conf
# 独自設定読み込み
Include "X:/XAMPP/management/my-httpd.conf"

Apacheを再起動し起動確認

このような表示になっていれば設定完了です。

さいごに

DBに関してはWordpressを立ち上げられるくらいはできましたが、あまり使わないほうがいいかもしれません。
(この記事を書く前にXAMPP内のmariaDB環境を一回壊してしまい、自力でレストアしきれず結局XAMPPを再インストールしました)

壊れたらいつでも再インストールできるようにXAMPPポータブル版のインストーラーの保管をおすすめします。

あと、この方法で複数XAMPPをインストールできますが起動は1つのXAMPPしかできません。
他のXAMPP環境に切り替えたいときは使っているXAMPP環境をOFFにしてからにしましょう。