Cognos Analytics ユーザー認証情報を含むレポート呼び出しURL


Cognos Analyticsでのユーザー認証を含むレポート呼び出しURL

CognosでレポートをURLで呼び出す際に、URLに「ユーザーID」や「パスワード」を埋め込む事で、認証とレポート呼び出しを一気に行う事が可能です。

Cognos BIでは割と簡単だったのですが、Cognos Analyticsでは以下の様な手順が必要ですので、投稿しておきます。

ポータル画面を呼び出すだけのURL

まず始めに、Cognos Analyticsのポータル画面を呼び出すだけであれば、以下のURLでできます。
 CognosHostnameというCognosノード
 ApacheDSというネームスペース
 cogadminというユーザー
 passwordというパスワードを指定しています。

http://CognosHostname:9300/bi/v1/disp?h_CAM_action=logonAs&CAMNamespace=ApacheDS&CAMUsername=cogadmin&CAMPassword=password

ユーザーIDとパスワードを指定して、レポートを呼び出す場合です

初めに、以下のTechnoteを参照して、ConfigSetterでGlass.urlLoginParametersの設定を行います。
ConfigSetterユーティリティーを使用してCognos Analyticsの設定を行なう方法
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22014072

ConfigSetterの使い方
1. ブラウザーからCognos Anlyticsにシステム管理者でログオンします。
2. 同じブラウザーから、下記にアクセスします。
http://<サーバー名>:<ポート>/bi/utils/ConfigSetter.html
3. 設定したいプロパティのNameとValueを入力します。
4. Submitをクリックします。

Name: Glass.urlLoginParameters
Value: CAMUsername, CAMPassword,

Cognos Analytics 11.1.5での設定(2020/1/14追記)
Cognos Analytics 11.1.5で設定しようとしたところ、上記のURLではなく、「管理」→「構成」→「システム」→「セキュリティー」→「URL内に指定できるログイン・パラメーター」に「CAMUsername, CAMPassword,」を記載し「適用」する事でできました。

設定は10秒で再起動不要で反映されるので、反映後、以下のURLで認証&レポート呼び出し可能です。
 CognosHostnameというCognosノード
 ApacheDSというネームスペース
 cogadminというユーザー
 passwordというパスワード
 共有コンテンツ > TESTフォルダ > URLReportというレポートを呼び出しています。

http://CognosHostname:9300/bi/v1/disp?h_CAM_action=logonAs&CAMNamespace=ApacheDS&CAMUsername=cogadmin&CAMPassword=password&pathRef=.public_folders%2FTEST%2FURLReport&format=HTML&Download=false&prompt=false

環境は、Cognos Analytics 11.0.11でテストしました。
これを使って、外部アプリケーションからのCognosレポート呼び出しとか、レスポンス応答監視ができる様になると思いますのでご活用下さい。