JuliaをUbuntu18.04にインストールしてPyCharmで実行するまで


いきさつ

juliaの勉強をするためにUbuntuで環境構築したが、すこしつまづいたので備忘録として。

Dependencies

  • Ubuntu 18.04 LTS
  • Julia v1.4.0
  • Pycharm 2019.3.4

手順

1.Juliaを公式サイトからダウンロード

 今回は上図のGeneric Linux Binaries for x86の64-bit(GPG)をダウンロードして解凍します。

$ cd ダウンロード
$ tar xzvf julia-1.4.0-linux-x86_64.tar.gz
$ rm *.gz #gzファイルを処分

2.その後解凍後のディレクトリを/opt/に移動します

$ sudo mv ~/Downloads/julia-1.4.0 /opt/

3.bashrcにパスを追記

$ sudo vim ~/.bashrc # PATH="$PATH:/opt/julia-1.4.0/bin"を末尾に加える
$ source ~/.bashrc

 この時点で端末で$ juliaを実行するとJuliaが起動するようになっていると思います。
4.PycharmにJuliaのextensionをインストール
 ここで詰まった。Ctrl+Alt+Sから開くSettingsタブにPluginsの項目があり、ここを押下するとインストールできるPluginの一覧が見れる。

 検索窓にjuliaと打ち込むとJuliaのプラグインも出るのだが、ここからインストールするとエラーが出る。
 Plugin "Julia" requires missing "com.intellij.modules.java". #446
 結論から言うと、パッチをあてたzipファイルを作成してくれているのでそれをダウンロードすればよい。

 そして先ほどのタブのMarketplace, Installedの隣にある歯車マークをクリックすると、Install Plugin from Disk...が表示されるので、そこからzipファイルを選択する。

 Install(緑のボタン)がRestartに変わるはずなので、そこを押して再起動する。
5.Juliaプロジェクトを立ち上げる

 新規プロジェクトを立ち上げると、このようにJuliaが選べるようになっている。Select Julia executableに先ほどインストールしたJuliaを選んでCreateする。
6.Juliaの設定を行う。
 再度Ctrl+Alt+SでSettingsを開いて、Juliaの設定をする。

おそらくJulia base path:がこのように空になっていると思われるので、Refresh base/import path(上の青くなっているところ)を押すとパスが自動設定される。Applyを押してウィンドウを閉じる。

7.Juliaファイルを作成
 Pythonと同様の手順でプロジェクトに.jlファイルを新規作成。右クリックででてくるJulia Fileを選ぶ。

空のファイルに以下のテストコードをコピペする。

test.jl
function func()
    i = 10
    while i>0
        println(sin(i))
        i-=2
    end
end

func()

8.実行

 上の実行ボタン(緑の▲)が押せるようになっているはずなので、そこから実行。下のRunに図のような実行結果がでていればOK.

まとめ

 デバッグ実行もできるらしいが、詰まったのでまた次回。

参考

今噂のJuliaをUbuntuにインストールしてJupyter Notebookで使おう!