OpenStackQueensをGUIで軽く操作してみた


OpenStack は、クラウドコンピューティングのための
オープンソース・フリーソフトウェアであり、
クラウドの分類のIaaSサービスとして仮想マシンやその他のリソースを提供する。

openstackコンポーネントの用語メモ(wiki引用)

コンピュート (Nova)

Novaは全てのスケジュールや起動の処理をオーケストレートする。

NovaはIaaSクラウドをコントロールする
Novaはクラウドをオーケストレートし、インスタンスを稼働させる

AWSで言う、EC2か。

ネットワーキング (Neutron)

Neutronは全てのOpenStackサービスを接続するためのSDN(ソフトウェアで定義されたネットワーク)を提供する。

ユーザーがレイヤー2/3ネットワークを作成してインターフェイスを取り付けることができる
APIで異なったテクノロジを利用可能にする、プラグインIFを持つ

AWSで言う、VPCか。

ブロックストレージ (Cinder)

CinderはゲストVMに永続的ブロックストレージを提供する (USBケーブルなしでHDDを接続するような感覚)
VMへの永続ストレージを追加するのに利用される
VMと紐付けてアクセスする
OpenStackブロックストレージコントロールプロトコルを通してマウントされる
例:iSCSI
必要に応じてサイズを決められる
例:1TBの追加ハードドライブ

AWSで言う、EBSか。

アイデンティティサービス (Keystone)

eystoneはOpenStackコンポーネントへの認証と権限付与を提供する。

全コンポーネントとそのサービスのリストを提供する
誰が何にアクセスできるかをコントロールできる
プロジェクト
ユーザー
役割
リソース割当量

AWSで言う、IAMか。

イメージサービス (Glance)

Glanceは仮想ディスクイメージのカタログと保存場所を提供する。

VMイメージを保存し、読み出す機能
VMイメージに関するメタデータを保存し、読み出す機能
様々なイメージタイプをサポート
vhd (VMWare, Xen, Microsoft, VirtualBox,その他)
vmdk
vdi (VirtualBox,QEMU)
iso (光学ディスクイメージ)
qcow2 (QEMU、コピーオンライトをサポートする)
aki (Amazon kernel image)
ari (Amazon ramdisk image)
ami (Amazon machine image)

AWSで言う、AMIか。

オブジェクトストレージ (Swift)

Swiftは無限にスケーラブルなブロブ(輪郭のない)ストレージ。データの保存や読み出しを可能にする。 (ファイルサーバーのようなディレクトリ概念はない)

仮想マシンイメージやデータを保存するのに利用される
どこからでも利用可能
将来的なデータ量増大に対して、簡単にスケールできる
例:数百個のペタバイト級データセットの保存

AWSで言う、s3か。

ダッシュボード (Horizon)

ダッシュボード (Horizon)
Horizonは他のOpenStackコンポーネントにweb フロントエンドを提供する。

全コンポーネントへの管理コンソール
それぞれのコンポーネントへの簡単なアクセスとコントロール
システム管理者向けに設計されている
クラウドに対して主要なオペレーションを実行できる
インスタンス起動
IPアドレスの割り当て
アクセスコントロールの設定
AWSで言う、マネジメントコンソールか。

openstackの環境構築

・サクっとEC2に環境構築して動作テストするため、
 OpenStackのQueensのインストールは以下の記事を参考に構築します。
https://www.ikura-oisii.com/?p=126

・ブラウザからのOpenStackのGUI操作を行い、インスタンスの作成・実行などの確認を行います。

OpenStackブラウザ立ち上げのためにhttpd起動
systemctl restert httpd

OpenStack実行環境へアクセス
http://設定したelasticipのパブリックv4/dashboad

プロジェクトの作成をクリック
プロジェクト名を「project1」とし、プロジェクトの作成をクリック

作成した「project1」をクリック

アクションタブからクオータの変更をクリック
※クオータは使えるリソースのこと。

プロジェクトの編集でリソースを以下のように設定し保存をクリック

仮想CP U* 4
インスタンス* 4
メモリー(MB)* 4096
FloatingIP* 2

プロジェクトの設定はこれで完了
続いてユーザをクリック

ユーザの作成をクリック
ユーザ情報は以下のように設定
ユーザ名:user1
パスワード:user1
主プロジェクト:project1

ユーザの作成をクリック

続いて、フレイバーの作成
管理タブをクリック

コンピュート→フレーバーと順にクリック
フレーバーは、インスタンスに割り当てるリソースの設定

フレーバーの作成をクリック
フレーバー情報を以下のように設定し、フレーバーの作成をクリック

名前:m12.tiny
仮想CPU* 1
メモリー(MB)* 1024
ルートディスク(GB):10
一時ディスク(GB):2
スワップディスク(MB):512
RXTX計数:1

※cirros-disk.img(openstackテスト用イメージ)が必要になるのであらかじめ、以下のサイトでDLしておく。
http://download.cirros-cloud.net/0.5.1/cirros-0.5.1-x86_64-disk.img
https://docs.openstack.org/ja/image-guide/obtain-images.html

続いてイメージの作成をクリック(テストようイメージの作成)
+イメージの作成をクリック
イメージの作成メニューに以下のように記入し、イメージの作成をクリック

イメージ名:image1
参照先に、cirros-disk.imgをマウント
形式を「qcow2-qemu エミュレータ」に合わせる
イメージの共有→パブリック

待ちながら更新ボタンを押すと、ステータスが稼働中になる。

外部のネットワークを作成する。

ネットワーク→ネットワークの作成をクリック
以下のように記入し、ネットワークの作成をクリック

名前:public
プロジェクト:admin
プロパイダネットワーク種別:フラット
物理ネットワーク:extnet

以下にチェック付け
管理状態有効
共有
外部ネットワーク
サブネットの作成

続いてサブネットの設定
以下の設定にして次へ

サブネット名: subpub1
ネットワークアドレス: 192.168.1.0/24
ipバージョン:ipv4
ゲートウェイ:192.168.1.1

サブネットの詳細・
以下の設定にして作成をクリック

IPアドレスわりあてプール:
192.168.1.50.192.168.1.60

新たに作成したユーザを使ってログインする。

内部のネットワークを作成する。

ネットワーク→ネットワークの作成をクリック
以下のように記入し、ネットワークの作成をクリック

ネットワーク名:private
サブネット名:subpiv
ネットワークアドレス:10.0.0.0/24
サブネットの詳細はいじらず、作成をクリック

続いてルータ→ルータの作成をクリック
以下のように記入し、ルータの作成をクリック

router1

ゲートウェイの設定をクリック

publicに合わせ、送信

インターフェイスの追加をクリック
以下のように設定し、送信

セキュリティグループの作成をクリックし、
以下のように設定し、作成
sec1

ルールの追加をクリック
以下のように設定し、追加をクリック

キーペアの作成

キーペア→キーペアの作成をクリック
キーペア名は「open1」とし、追加をクリック