さくいんのPower BIレポート


はじめに

 今回、「チーム改革のスイッチ」に出てくる用語が、イマイチ理解が浅いなぁと思っては、ぐぐっている自分に気がつき、効率よく身につけようと、Power BIレポートを作成しました。

レポート作成のポイント

  • あいうえお、または英字で絞れるように
  • 各さくいんに出てくる用語で、Google検索ができるようにした
  • ALMでググると、金融用語がでてきたりするので、補足(略語の中身や補記)を付けてのGoogle検索も追加
  • Word Cloudは出現回数のカウントで大きさを表すように
  • テキスト検索の追加
  • リセットボタンの追加

サンプル・テンプレートファイル

 ご興味がある方は、サンプルのPower BIテンプレートファイル(.pbit)を置きましたので、ご利用ください。
 2020/07版のPower BI Desktopで作成していますので、それ以降のバージョンで利用してください。

データソースの準備

 索引は5ページと少量だったので、Acrobat Pro DCでExcelで書き出したテキストや手直しで、リストを作成しました。
- Excel
- ページ数はカンマ区切りで入力
- 補足欄を設け、適時アップデートできるように

Google検索するフィールド

Power Query Editorで、Google検索用のフィールドを準備します。カスタム列を追加し、

Google検索部分
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=

を付加します。

ページ番号をばらしたテーブル

 複数ページがカンマ区切りになっているところは、参照でテーブル(クエリ)を追加しておき、カンマを区切り文字にして、行方向にばらします。

 参照元となるテーブルとは、カラム「順番」により紐付けされます。

 この各ページの個数(出現回数)は、Word Cloudのカウント部分で使っています。

Word Cloud (カスタムビジュアル、その角度)

 こちらのカスタムビジュアルを使っています(定番ですかね)。
Word Cloud

 いつもしっくりくる角度は手探りでやっています。今回はこのような数値でよしとしました。

少しだけ傾いている感じですね。

よみボタンの設置

 各用語の一文字目を切って列を作ることも考えましたが、日本語の殆どが、カタカナまたは漢字だったので、「よみ」フィールドをあらかじめ準備しました。
 スライサー「よみビジュアル」と「英字ビジュアル」はそれぞれフィルタで絞っておきます。

各文字のボタン形式のスライサーとするには、[書式]/[全般]の方向を「横」にします。

テキスト検索

 こちらのテキスト検索を使っています。

 Business Apps – Microsoft AppSource

リセットボタン

 アイコンを設置します。また初期状態でブックマークしておきます。そして、アイコンのアクションでそのブックマークを指定します。

 細かなやり方は、こちらのYouTube動画を参照してください。

Power BIのアイコンにブックマークのアクションを付ける - YouTube

URLのリンクに関して

 フィールド「Google検索」を選んで、データカテゴリは「Web URL」にします。

テーブルを選択しておいて、[書式]/[値]の[URLアイコン]をオンにします。

おわりに

今回の書籍のさくいんに限らず、Google検索のURLと紐付けてリンクを置くことは、効率よく検索したいといった単語のリストのようなものに、いろんな応用できると考えています。