令和元年でやること:Google Calendar APIで日本の祝日をGoogleカレンダーからSalesforceカレンダーに読込
こんにちは!
これから記載する内容は、実は2年前にやりたかったものです。
当時の Developer User Group Meetup で、計算式で日本の祝日を登録することが紹介されたが、Google カレンダーのような、専任担当者がメンテナンスを行っているサービスから取り込むことを自動連携できるではないかと思いました。
本記事は、Salesforce Platform Advent Calendar 2019 - Day 18 の投稿になります。
はじめに
今まで使ったグループウェアの中、使い勝手は一番良いのが G Suite ですね。
日本の祝日のメンテナンスは、GoogleカレンダーよりYahoo!カレンダーのほうがもっと良いですが、予定管理のツールとして一番使いやすいと思いますので、Google API の検証を行いました。
Google API 認証情報の設定
以下の流れとなります。
1.GCPコンソール ⇒ プロジェクト新規作成
2.プロジェクト選択 ⇒ ライブラリ ⇒ Google Calendar API ⇒ 有効化
3.認証情報 ⇒ 認証情報作成 ⇒ APIキー
プロジェクト新規作成
「新しいプロジェクト」をクリックする
プロジェクト名を入力して「作成」をクリックする
Google Calendar API 有効化
「ライブラリ」をクリックする
「Google Calendar API」をクリックする
「有効にする」をクリックする
APIキーの作成
「APIキー」をクリックする
キーが作成される
「キーを制限」にGoogle Calendar APIを選択して保存する
OAuth認証を利用しないため、Google API の設定は以上です。
Salesforceの実装 & 設定
Google API キーで認証する場合、カレンダー一覧の取得は意外と簡単です。
JSONクラスでレスポンス本文を解析して必要な情報をEventオブジェクトにセットしてInsertだけです。
ただ、リモートサイトと公開&リソースカレンダーの設定が必要です。
リモートサイトの設定
公開 & リソースカレンダーの設定
公開カレンダーに「日本の祝日」登録
共用権限の設定
APEXコード
String endpoint = 'https://www.googleapis.com/calendar/v3/calendars/'
+ 'ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/events?'
+ 'orderBy=startTime&'
+ 'singleEvents=true&'
+ 'key=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX'; //APIキー書き換え
String httpMethod = 'GET';
HttpRequest req = new HttpRequest();
req.setEndpoint(endpoint);
req.setMethod(httpMethod);
Http h = new Http();
HttpResponse res = h.send(req);
if (res.getStatusCode() == 200) {
List<Event> events = new List<Event>();
String calenderId = [select Id from Calendar where Name = '日本の祝日' Limit 1].Id;
Map<String, Object> googleCalenderMap =
(Map<String, Object>)JSON.deserializeUntyped(res.getBody());
List<Object> googleCalenderEvents = (List<Object>) googleCalenderMap.get('items');
for(Object evt : googleCalenderEvents) {
Map<String, Object> evtMap = (Map<String, Object>) evt;
String startDate = String.valueOf(((Map<String, Object>)evtMap
.get('start')).get('date'));
Date evtDate = Date.valueOf(startDate);
Event event = new Event();
event.ownerId = calenderId;
event.subject = String.valueOf(evtMap.get('summary'));
event.ActivityDate = evtDate;
event.StartDateTime = evtDate;
event.EndDateTime = evtDate;
event.IsAllDayEvent = true;
events.add(event);
}
insert events;
}
APEXコード実行後のカレンダー画面
カレンダー追加
日本の祝日選択
カレンダー画面
Salesforceの実装及び設定は以上です。
比較的に簡単ですが、シンプルすぎる一方、セキュリティ面は多少懸念事項として検討されると思います。
「日本の祝日」だけ取り込むのがまだ良いと思われるかもしれないが、Google API のベストプラクティスをもう少し深堀する必要がありますね。
さいごに
元々、セキュリティ面を考慮してOAuthの検証もしようと思いましたが、年末の関係でそこまで時間を取れませんでした。
他の Google API の利用や、認証周りなどをもう少し検証したいと思いますので、少しずつこの記事に追記します。
今回の内容は非常にシンプルですが、企業様既存のアセットからして全体の行動管理に対し、Salesforceに取込でなく、逆にGoolgleカレンダーに書き込むことも考えられます。Yahoo!カレンダーの利用も、モバイルプッシュ通知を含めたカスタマーエクスペリエンスなどを検討事項に入れて実用するまでは、これからの先がまだ長いですね。
適切なソリューション検討とアーキテクチャ設計に、ご参考をいただければ幸いです。
【参考】
1. Google Calendar API リファレンス
https://developers.google.com/calendar/v3/reference/calendars/get
2. Google Calendar コンセプト(Calendars and Events)
https://developers.google.com/calendar/concepts/events-calendars
3. API キーの使用
https://cloud.google.com/docs/authentication/api-keys
4. 公開カレンダーまたはリソースカレンダーの作成および管理
https://help.salesforce.com/articleView?id=customize_groupcal.htm&type=5
5. JSONクラスリファレンス
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.apexcode.meta/apexcode/apex_class_System_Json.htm
6. Eventオブジェクト項目
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.api.meta/api/sforce_api_objects_event.htm
(7. Using OAuth 2.0 to Access Google APIs)
https://developers.google.com/identity/protocols/OAuth2WebServer
Author And Source
この問題について(令和元年でやること:Google Calendar APIで日本の祝日をGoogleカレンダーからSalesforceカレンダーに読込), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/Frank_Zhang_23/items/32077dff5e4e44ca05cc著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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