CentOS 8.1 を Virtual Box にインストールする手順


前提条件

  • VirtualBox6.0をインストール済み
  • CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.iso をダウンロード済み
  • ホストOS:Windows7(固定IPアドレス:192.169.0.2/24)
  • ゲストOS:CentOS-8.1.1911(固定IPアドレス:192.168.0.10/24)

インストール手順

1. VirtualBoxを起動

VirtualBoxの起動のショートカットをダブルクリックし、VirtualBoxを起動します。

2. 仮想マシンの新規作成

Oracle VM VirtualBox マネージャーで「新規」をクリックします。

3. 仮想マシンの作成

以下を入力して、「作成」ボタンをクリックします。

項目 設定内容
名前 CentOS-8.1.1911
マシンフォルダー C:\DK\VirtualBox
タイプ Linux
バージョン Red-Hat (64bit)
メモリサイズ 2048MB
ハードディスク 仮想ハードディスクを作成する

4. 仮想ハードディスクの作成

以下を入力して、「作成」ボタンをクリックします。

項目 設定内容
ファイルの場所 C:/DK/VirtualBox/CentOS-8.1.1911/CentOS-8.1.1911.vdi
ファイルサイズ 16GB
ハードディスクのファイルタイプ VDI (VirtualBox Disk Image)
物理ファイルにあるファイルディスクのストレージ 固定サイズ

※「ガイド付きモード」ボタンを押すと、各項目の設定の意味が書いてあり、それに従い設定できます。

仮想マシンを作成が開始されます。
(そこそこ時間がかかります。)

5. 仮想マシン作成完了

CentOS-8.1.1911」が追加されます。

6. 仮想マシンの設定

CentOS-8.1.1911」が選択されている状態で、「設定」ボタンをクリックします。

7. 仮想マシン(システム)の設定

「システム」を選択し、「起動順序」が
(1)「フロッピー」
(2)「光学」
(3)「ハードディスク」
の順となっているのを
(1)「フロッピー」
(2)「ハードディスク」
(3)「光学」
の順に変更する。

8. 仮想マシン(ストレージ)の設定

DVDイメージのCentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoを起動ディスクとして設定します。

「ストレージ」を選択し、「コントローラー:IDE」の「光学ドライブ追加」のアイコンをクリックします。

「ディスクを選択」ボタンをクリックします。

メディアで「追加」ボタンをクリックします。

ダウンロードしているCentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoを選択します。

CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoが追加されていることを確認し、「選択」をクリックします。

コントローラー:IDEにCentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoが追加されていることを確認します。

※コントローラー:IDEにCentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoを追加することで、起動時にインストールメディアとしてCentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoが起動されます。

9. 仮想マシン(ネットワーク)の設定

「ネットワーク」を選択し、アダプターに「ブリッジアダプター」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

10. 作成した仮想マシンを起動

CentOS-8.1.1911」が選択されている状態で、「起動」ボタンをクリックします。
(起動時にインストールメディアとしてCentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.isoが起動されます。)

11. メニュー選択

「Install CentOS Linux 8.0.1905」を選択し、「Enter」キーを押下します。

12. インストール時に使用する言語を選択

インストール時に使用する言語として「日本語」を選択し「続行」ボタンをクリックします。

13. キーボードの設定

「キーボード」をクリックします。

日本語になっていることを確認し、「完了」ボタンをクリックします。

14. 言語サポートの設定

「言語サポート」をクリックします。

日本語が選択されていることを確認し、「完了」ボタンをクリックします。

15. インストールソースの設定

「インストールソース」をクリックします。

「自動検出されたインストールメディア」がチェックされていることを確認し、「完了」ボタンをクリックします。

16. ソフトウェアの選択の設定

「ソフトウェアの選択」をクリックします。

「ベース環境」、「選択した環境のその他のソフトウェア」を選択し完了」ボタンをクリックします。
(ここではベース環境に「サーバー(GUI使用)」を選択、選択した環境のその他のソフトウェアに「FTPサーバー」、「開発ツール」及び「グラフィカル管理ツール」を選択し、インストールします。)


17. インストール先の設定

「インストール先」をクリックします。

インストール先の内容を確認し「完了」ボタンをクリックします。
(ここではストレージの設定として「自動構成」を選択していますが、「カスタム」を選択してパーティションを設定することも可能です。)

18. KDUMPの設定

「KDUMP」をクリックします。

「kdump を有効にする」のチェックを外し「完了」ボタンをクリックします。
(今回はお試し用なのでチェックを外しましたが、不具合が発生した場合にカーネルのダンプを参照したい場合はチェックを入れます。)

19. ネットワークとホスト名の設定

「ネットワークとホスト名」をクリックします。

Ethernetを「オン」にし、「設定」ボタンをクリックします。

「IPv4 設定」タブを開き、方式に「手動」を選択し、アドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、及びDNSサーバを入力し、「保存」ボタンをクリックします。DNSサーバを複数設定する場合、,で区切って入力します。

「ホスト名」を入力し「適用」ボタンをクリック後、「完了」ボタンをクリックします。

20. 日付と時刻の設定

「日付と時刻」をクリックします。

「地域」、「都市」を選択し、「ネットワーク時刻」を「オン」にし、「設定」ボタンをクリックします。
(ここでは、地域に「アジア」、都市に「東京」を設定しています。)

NTPサーバを設定後、「OK」ボタンをクリックします。
ここでは以下の日本のNTPサーバを設定しています。

  • ntp1.jst.mfeed.ad.jp
  • ntp2.jst.mfeed.ad.jp
  • ntp3.jst.mfeed.ad.jp

「完了」ボタンをクリックします。

21. インストールの開始

「インストールの開始」ボタンをクリックします。

22. root パスワードの設定

「root パスワード」をクリックします。

root のパスワードを入力し「完了」ボタンをクリックします。

「ユーザの作成」も実施したい場合、「ユーザの作成」をクリックし、ユーザ情報を入力します。

インストールが続行されます。

23. インストール完了後再起動

インストール完了後、「再起動」ボタンをクリックします。

起動時にエラーが出ていることが確認できます。このエラーは後で対応します。

24. ライセンス同意

「License Information」をクリックします。

内容を確認し、「ライセンス契約に同意します。」をチェックし、「完了」ボタンをクリックします。

CentOS8 Linux EULA

CentOS 8 Linux comes with no guarantees or warranties of any sorts, either written or implied.

The Distribution is released as GPLv2, Individual packages in the distribution come with their own licences. A copy of the GPLv2 licences is included with the distrobution media.   
CentOS8 Linux EULA

CentOS 8 Linuxには、書面または黙示を問わず、いかなる種類の保証もありません。

ディストリビューションはGPLv2としてリリースされ、ディストリビューション内の個々のパッケージには独自のライセンスが付属しています。 GPLv2ライセンスのコピーは配布メディアに含まれています。

「設定の完了」ボタンをクリックします。

25. root でログインして確認

「アカウントが見つかりませんか?」をクリックします。

ユーザー名に「root」を入力し、「次へ」ボタンをクリックします。

パスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリックします。

「ようこそ」の画面で「日本語」がチェックされていることを確認し、「次へ」ボタンをクリックします。

「入力」の画面で「日本語」がチェックされていることを確認し、「次へ」ボタンをクリックします。

「プライバシー」の画面で「位置情報サービス」を「オフ」に設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

「オンラインアカウント」の画面で「スキップ」ボタンをクリックします。

「準備完了」の画面で「CentOS Linux を使い始める」ボタンをクリックします。

「初めて使う方へ」の画面が表示されるので「×」ボタンをクリックして閉じます。

「▼」をクリックし、「電源」ボタンをクリックします。

「電源オフ」をクリックします。

26. 起動時エラーの解消

23. インストール完了後再起動」で発生していた起動時のエラーを解消します。

Oracle VM VirtualBox マネージャーで「CentOS-8.1.1911」が選択されている状態で、「設定」ボタンをクリックします。

「ディスプレイ」を選択後、グラフィックコントローラーに「VboxVGA」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

  • ただしインストール時にグラフィックコントローラーに「VboxVGA」を選択すると、インストール完了時に画面が固まってしまいます。インストール時にはグラフィックコントローラーにはデフォルトの「VMSVGA」を選択した方がよいと思われます。

Oracle VM VirtualBox マネージャーで「CentOS-8.1.1911」が選択されている状態で、「起動」ボタンをクリックします。

エラーが発生せずに起動されることを確認します。


以上