Raspberry Pi 4B にQt5をインストールする


はじめに

RaspberryPi-4B 4GB版を手に入れたので、Qt5を入れて開発環境を整えてみました。
いままではLinuxやMac上のQtでクロスコンパイルしてラズパイSDに転送という方法でしたが、ラズパイ4はパワーがあって実機でビルド&ランすることができるので開発サイクルが楽になります。

環境

ラズパイ本体はこれ。


32GBのSDカードを載せてUbuntu21.04で動作させています。
ラズパイへのUbuntuインストールは、このあたりの記事が親切です。
基本的にRaspberry Pi Imager任せです。

ディスプレイはタッチパネル付きを使っています。

実際には画面が細かすぎるので、VNCで画面を飛ばしてMac画面上で操作しています。

Settingアプリ→Sharing→Screen Sharingをオンにする。

Qtのインストール

Qt本家のインストーラー

最初に本家Qtのオンラインインストールを試みたのですが、Linuxのインストーラはx86にしか対応しておらず、armのラズパイにはインストールできません。ここに気が付くのに時間が掛かりました(笑)

Qtソースからのビルド

それではラズパイ用にarmビルドが必要だと思い、このサイトや

このサイトを参考にコマンドを打ちまくりましたが、うまくいかず。

apt-get

結局、ラズパイからでも以下のコマンドで簡単にインストールできました。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install qt5-default
sudo apt-get install qtcreator
sudo apt-get install qtdeclarative5-dev

Qt Creator画面


まだHelloWorld程度の動作確認ですが、ビルドもランも軽快に動いてくれてます。