nasneが壊れたのでRaspberry Pi4で修復してみた
nasneが起動しなくたったので、内臓ディスクの問題なら修復できるかもと思い、どうせならと購入してから何もしてないRaspberry Pi4でやってたお話です。
nasneが起動しない
ある日、自室の隅っこにおいてあるNASNEを見るとランプが点滅してるのに気づきました。
録画はしているけど、この半年以上まったく見てないんですけどね。。。
こんな感じで上の緑が電源ランプ下の二つはLANとディスクのアクセスランプ。
全部点滅。この状態はマニュアルによると故障を表すらしく、PS4からもPCでLAN経由で共有フォルダへのアクセスすらできない。
というわけで分解です。※自己責任
ちなみに、nasneのハードディスクは基盤とセットでシリアル番号による著作権ロックが掛かっていて自身での交換はできないそうです。
TVやLAN・USBケーブルを外して、工具を用意してBCASカードは取り出しておきます。
そしてBCASカード入れる面を下にします。
上蓋を取る
四隅にある四角の外せそうなプラをヘラとかマイナスドライバーで外すと、
ネジが出てくるのでこれを外します。
そして、ちょっとやっかいですが、ふたを外します。
両端を内側に寄せて上げる感じで思い切っていきます。かなり固いです。
自分は数十分格闘しました。
すると、基盤とハードディスク登場。
ハードディスクを取り出す
ハードディスクを取り出すには下の蓋を外してそちら側のネジを外さないといけません。
同様のやり方で下蓋を外し、ハードディスクを止めている4か所のネジを外して抜き出します。
ハードディスクをRaspberry Pi 4に認識させる
蓋さえはずせたら、ディスク抜くまでは簡単です。
逆にまた最後に蓋を付けることを考えると億劫ですが。
ありあわせのやつで認識させる
では、ここからはRaspberry Piにハードディスクをつないで修復をはじめます。
なんでもいいので抜き出したハードディスクを認識できる装置を用意します。
自分は以前NASが壊れた時に中身を別ディスクにコピーするために買ったgroobyさんのCLONES-03-SAIDを使いました。
つい最近購入したSANWAサプライさんのUSB-CVIDE7も認識しました。
いずれにせよ、Raspberry Pi で外付けのHDDをUSBバスパワーで動かすには電力パワー不足に陥る可能性が高いので、ACアダプターで給電できるものがいいと思います。
Raspberry Piのセットアップとかは別の機会にするとして、
こんな感じでディスクを指して、Raspberry Piにつなげます。
でssh接続ソフト(私はPowerShell 7)からSSHでRapberry Piに接続してディスクを確認
ssh [email protected]
[email protected]'s password:
Linux xxx 5.4.51-v7l+ ...
pi@xxx:~ $ sudo fdisk -l
...
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sda1 * 2048 526335 524288 256M 83 Linux
/dev/sda2 526336 2623487 2097152 1G 83 Linux
/dev/sda3 2623488 1953525167 1950901680 930.3G 83 Linux
pi@xxx:~ $ df -T
ファイルシス タイプ 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/root ext4 27784728 9501624 16848660 37% /
devtmpfs devtmpfs 1827808 0 1827808 0% /dev
tmpfs tmpfs 1959904 0 1959904 0% /dev/shm
tmpfs tmpfs 1959904 8756 1951148 1% /run
tmpfs tmpfs 5120 4 5116 1% /run/lock
tmpfs tmpfs 1959904 0 1959904 0% /sys/fs/cgroup
/dev/mmcblk0p6 vfat 258094 54606 203489 22% /boot
tmpfs tmpfs 391980 0 391980 0% /run/user/1000
/dev/sda1 ext3 245679 103726 128846 45% /media/pi/sys1
/dev/sda3 xfs 974974548 7542156 967432392 1% /media/pi/user
/dev/sda1,/dev/sda3がnasneですね。/dev/sda2が見れていない。これが壊れてるのかな?
/dev/sda1がマウント位置が/sys1とあるので起動ドライブっぽいですね。
/dev/sda3はサイズ・マウント位置的に録画データの格納エリアかな。
録画は外付けのハードディスクにしてるから使用率1%からして間違いないでしょう。
ファイルシステムもxfsだし、xfsprogsとか入れないといけないしやりません。
ということで、まずは/dev/sda1のext3を標準コマンドfsckでチェック・修復します。
pi@xxx:~ $ sudo fsck /dev/sda1
fsck from util-linux 2.33.1
e2fsck 1.44.5 (15-Dec-2018)
sys1 has been mounted 63 times without being checked, check forced.
Pass 1: Checking inodes, blocks, and sizes
Inodes that were part of a corrupted orphan linked list found. Fix<y>? yes
Inode 12 was part of the orphaned inode list. FIXED.
Pass 2: Checking directory structure
Pass 3: Checking directory connectivity
/lost+found not found. Create<y>? yes
Pass 4: Checking reference counts
Pass 5: Checking group summary information
sys1: ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****
sys1: 23/65536 files (8.7% non-contiguous), 120192/262144 blocks
あぁ、やっぱ起動ドライブの破損やったみたいやね。
修復はされたけど、起動に必要な個所だとアウトの可能性もある。じゃないことを祈る。
次に見れなかった/dev/sda2 これがext3なのかxfsなのかわからないけどfsckでやってみる。
pi@xxx:~ $ sudo fsck /dev/sda2
fsck from util-linux 2.33.1
e2fsck 1.44.5 (15-Dec-2018)
sys2: recovering journal
Clearing orphaned inode 24585 (uid=0, gid=0, mode=0100644, size=0)
sys2 has gone 1440 days without being checked, check forced.
Pass 1: Checking inodes, blocks, and sizes
Pass 2: Checking directory structure
Pass 3: Checking directory connectivity
/lost+found not found. Create<y>? yes
Pass 4: Checking reference counts
Pass 5: Checking group summary information
Free blocks count wrong (235297, counted=234303).
Fix<y>? yes
Free inodes count wrong (63946, counted=63944).
Fix<y>? yes
sys2: ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****
sys2: 1592/65536 files (6.0% non-contiguous), 27841/262144 blocks
こっちも壊れてたのか。チェックできたということはext3だったのかな。
こっちは起動ドライブじゃなないはずなので、まぁ問題ないでしょ。
では再度ディスクを確認。
pi@xxx:~ $ df
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/root 27784728 9506264 16844020 37% /
devtmpfs 1827808 0 1827808 0% /dev
tmpfs 1959904 0 1959904 0% /dev/shm
tmpfs 1959904 8764 1951140 1% /run
tmpfs 5120 4 5116 1% /run/lock
tmpfs 1959904 0 1959904 0% /sys/fs/cgroup
/dev/mmcblk0p6 258094 54606 203489 22% /boot
tmpfs 391980 0 391980 0% /run/user/1000
/dev/sda3 974974548 7542156 967432392 1% /media/pi/user
/dev/sda2 999320 62108 884784 7% /media/pi/sys2
/dev/sda1 245679 103727 128845 45% /media/pi/sys1
ん。/dev/sda2も見れるようになった♪
組み立て前にチェック
組み立てる前に、直接基盤に電源とLANケーブルつないで起動してランプを確認
電源とLANランプが点滅から療法常時点灯になればOK。
左側の電源ランプ、LANランプ点灯 これで起動はできてるはず。
動作確認
無事起動そして録画データ(これは外付けハードディスクに保存してたので被害なし)も見れた。
組み立てて、作業完了!
お疲れさまでした。
感想
復旧したはいいけど、半年も見てないしこれからも見るのか果たして疑問 笑
でも、Raspberr PiでLinuxでできる作業はだいたいできそう。
やったことは簡単なことだったけど、いい勉強になりました♪
Author And Source
この問題について(nasneが壊れたのでRaspberry Pi4で修復してみた), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/irianok/items/e6cac6bd35c270826463著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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