Gitのリモートブランチ削除実行前に実験したこと(Git・Linuxコマンド、GitHubの超基本操作)


Gitのリモートブランチ削除(作成したPRを削除したい時など)の続編です。

背景

共同開発で使用しているリポジトリで実行する前に、仮のリポジトリでテストした内容をまとめました。

前提

  • VSCodeをインストール済み
  • Gitをインストール済み
  • GitHubにサインアップ済み

❗注意

コマンドをコピペして実行する際、コマンドの最後に余分なスペースが入らないよう注意しましょう。 コマンドが強制実行される場合があります。実行の際は慎重に。

目次

実験内容

1.DesktopにGit_testフォルダを作成
2.Git_testフォルダにhogehoge.htmlを作成
3.hogehoge.htmlに以下のコードを記載
4.リモートリポジトリの作成
5.Gitのローカルリポジトリを作成。リモートリポジトリを追加
6.リモートリポジトリの追加。リモートリポジトリにmainブランチをプッシュ
7.testブランチを作成
8.hogehoge.htmlの内容を変更。
9.ローカルリポジトリにコミットする。
10.リモートリポジトリにプッシュ。
11.プルリクエストの作成
12.リモートブランチ削除(プルリクエストとプッシュしたブランチ両方削除)
13.GitHubからも削除されたことを確認

その他
参考記事

実験内容

🌟 GitやLinux操作の超基本コマンドを使用しました。

1.DesktopにGit_testフォルダを作成

  • ターミナル起動
  • Desktopに移動
  • 現在のディレクトリ確認
  • Git_testフォルダを作成
ターミナル
$ cd Desktop
$ pwd
$ mkdir Git_test

2.Git_testフォルダにhogehoge.htmlを作成

  • Git_testディレクトリに移動
  • 現在のディレクトリ確認
  • hogehoge.htmlを作成
  • ファイルが作成されたことを確認
  • VSCode起動
ターミナル
$ cd Git_test
$ pwd
$ touch hogehoge.html
$ ls
$ code .

3.hogehoge.htmlに以下のコードを記載

hogehoge.html
<p>hogehoge</p>

4.リモートリポジトリの作成

  • GitHubを開き、トップページの[New]ボタンを押下
  • Create a new repositoryの画面で、リポジトリ名を入力
  • [Create repository]ボタンを押下
  • リモートリポジトリ作成

5.Gitのローカルリポジトリを作成。

  • ターミナルに戻る
  • ローカルリポジトリ作成
  • README.mdファイル作成
  • 変更分をステージング
  • コミットする(""部分はコミットメッセージ)
  • mainブランチの作成
ターミナル
$ git init
$ echo "# Git_test" >> README.md
$ git add .
$ git commit -m "first commit"
$ git branch -M main

6.リモートリポジトリの追加。リモートリポジトリにmainブランチをプッシュ

  • リモートリポジトリの追加
  • mainブランチをプッシュ
  • プッシュされたことを確認(GitHubで)

※以下コードのURLにはリモートリポジトリのページにあるURLをコピペ

ターミナル
$ git remote add origin <URL>
$ git push origin main

git push origin mainは実務では原則禁止。

7.testブランチを作成

  • testブランチ作成
  • 作成されたことを確認(* は現在のブランチ)
ターミナル
$ git checkout -b test
$ git branch

以下、testブランチで作業

8.hogehoge.htmlの内容を変更。

hogehoge.html
<p>hogehoge</p>
<p>hogehoge2</p> <!-- 追記 -->

9.ローカルリポジトリにコミットする。

  • ローカルリポジトリのステータス確認
  • 変更分をステージング
  • コミットする。
ターミナル
$ git status
$ git add .
$ git commit -m "hogehoge2追記"

10.リモートリポジトリにプッシュ。

  • 現在のブランチを確認
  • リモートリポジトリにtestブランチをプッシュ
  • 全てのブランチを確認
ターミナル
$ git branch
$ git push origin test
$ git branch -a

↓git branch -a 実行結果

ターミナル
  main
* test
  ⬆ローカルブランチ
  ⬇リモートブランチ
  remotes/origin/main
  remotes/origin/test

11.プルリクエストの作成

  • GitHubに戻る
  • プルリクエストの作成へ(Compare & pull requestボタン押下)
  • base:をmainに指定(Request先 ❗今回のみ)
  • タイトルとコメント入力しCreate pull requestボタン押下
  • プルリクエスト作成完了

Marge pull requestボタンは押下しないように

12.リモートブランチ削除(プルリクエストとプッシュしたブランチ両方削除)

  • ターミナルに戻る
  • リモートブランチ確認
  • リモートブランチ削除
  • 削除されたことを確認
ターミナル
$ git branch -r
$ git push --delete origin test
$ git branch -r

13.GitHubからも削除されたことを確認

  • Closedとなっていればプルリクエスト削除成功
  • testブランチが存在しないことを確認

以上です。

その他

画像のClose pull requestボタン押下した場合、プルリクエストは削除できますが、ブランチは削除されません。
プルリクエストだけ削除する場合に押下します。

再度ブランチをプッシュしたい場合は、ブランチ名を変えてから行うと無難。
⬇ブランチ名変更 (ターミナルで実行)

※変更対象のブランチに移動してから行う場合。 (❗❗ファイルを変更している場合、必ずファイルをステージング→コミットまで終わらせてから移動しましょう)

ブランチ移動 → ブランチ名変更

ターミナル
git checkout 移動先のブランチ名
git branch -m 変更したいブランチ名

ローカルリポジトリのブランチを削除する場合

※削除対象以外のブランチに移動してから行う。 (❗❗ファイルを変更している場合、必ずファイルをステージング→コミットまで終わらせてから移動しましょう)

ブランチ移動 → ローカルリポジトリのブランチを削除

ターミナル
git checkout 移動先のブランチ名
git branch -D 削除したいブランチ名

参考記事