サイトの動作確認を繰り返し目視で行わないといけなくなったときに少しでも自動化するための雛型


Capybara というと Rails と組み合わせてあれやこれやと難しい設定をしてやっとこさ使えるという、かなりハードルが高いイメージがありましたが、調べてみると小さなスクリプトでも気軽に使えるようです。

次のは、4つのサイトのトップページにアクセスした結果を一つの画像にして見るスクリプトの例です。
あえて冗長に書いてます。

require "capybara/dsl"
require "fileutils"

FileUtils.rm_rf("__screenshot_images")

Capybara.current_driver = :selenium_chrome_headless
Capybara.save_path = "__screenshot_images"

Capybara.visit("https://qiita.com/")
Capybara.save_screenshot

Capybara.visit("https://google.co.jp/")
Capybara.save_screenshot

Capybara.visit("https://www.youtube.com/")
Capybara.save_screenshot

Capybara.visit("https://www.nicovideo.jp/")
Capybara.save_screenshot

`montage -tile 2 -thumbnail 800x -geometry +0+0 __screenshot_images/*.png montage.png`
`open montage.png`

上を実行すると次の画像が開きます。これは簡単だ。

これを応用すると、テストがないプロジェクトの本番サイトのいろんなページがとりあえず崩れてないことを繰り返し確認しないといけない苦行を迫られたりしている状況では少しは楽になるかもしれません。

セットアップ&更新方法 (初めて使う人用)

chromedriver が古いとすぐ動かなくなったりするのでなるべく最新を使うようにします。
また gem で入れる方法と brew で入れる方法と、手動で入れる方法があるせいで無駄にややこしくなっています。
これは brew で入れる例です。

gem uninstall chromedriver-helper
rm /usr/local/var/rbenv/shims/chromedriver

brew cask uninstall chromedriver
brew cask install chromedriver

gem install capybara

確認

which chromedriver
chromedriver -v

として次のように表示されたらOKです。

/usr/local/bin/chromedriver
ChromeDriver 2.43.600229 (3fae4d0cda5334b4f533bede5a4787f7b832d052)