Pelion Device Managementを使う【ウェブアプリ編】


この記事では、ウェブアプリからPelion Device Managementサービスを使用する方法を説明します。接続されたデバイスの管理や、デバイス上のセンサーからデータを取得することが出来ます。

Pelion Device Management については、以下の記事もご覧ください。

Pelion Device Management を使う【導入編】
https://qiita.com/toyowata/items/5a9b1427399aff17d501

Pelion Device Management REST API

Pelion Device Management は、各種外部サービスやアプリケーションとREST APIを通じて柔軟に接続できるインターフェースを提供しています。
提供するデバイス接続サービス、ファクトリープロビジョニングサービス、ファームウェアアップデートサービスは全てREST APIを通じて使用することが可能です。

REST API の使用例

REST API は、cURL コマンドで簡単に動作を確認することができます。ここでは、入力を簡略化するために環境変数に必要な情報を設定して試してみます。
APIキーの生成方法は、こちらを参照してください。

$ export MY_API_KEY="Authorization: Bearer ak_xxxxxxxxxxxxxx” # 自分のアカウントのAPIキー

デバイスのリスト表示

$ curl https://api.us-east-1.mbedcloud.com/v3/devices/ -H "${MY_API_KEY}"  | python -m json.tool

登録されているデバイスの表示

$ curl https://api.us-east-1.mbedcloud.com/v3/devices?filter=state__eq=registered -H "${MY_API_KEY}" | python -m json.tool

各種統計情報の表示例

$ curl -X GET -H "${MY_API_KEY}" "https://api.us-east-1.mbedcloud.com/v3/metrics?include=transactions,total_count&start=20180301&end=20180405&interval=1d" | python -m json.tool

この様にコマンドラインから簡単にデバイス情報を取得できるAPIが用意されています。

さらにインタラクティブにAPI動作を確認する

上記の例では、単一のHTTPリクエストを使ってレスポンスから情報を得るだけですが、実際にはNotificationチャネルを張って、デバイスからのレスポンスを非同期で受け取るAPIが多く使用されます。
ウェブブラウザ上からこれらのService APIを使って、Pelion Device Managementサービスに接続されたデバイスのリソースにアクセスしたり、デバイスを管理機能を確認することが出来ます。
以下のページでService APIの動作を確認することができます。
https://toyowata.github.io/Pelion-device-e2e-example/

このページのソースコードは、こちらです。
https://github.com/toyowata/Pelion-device-e2e-example/tree/gh-pages

ウェブアプリのサンプルコード

Service APIを使用したウェブアプリのサンプルも用意されています。このウェブアプリでは、デバイスの一覧表示と各種情報、センサーからのデータをグラフ化して表示しています。

【データ表示の例】

このページのソースコードは、こちらです。
https://github.com/ARMmbed/pelion-quick-start-web-app

以上です。

その他の情報

Pelion Device Managementを使う【導入編】
https://qiita.com/toyowata/items/5a9b1427399aff17d501