Azure Spatial Anchors v1.1.0 Unity iOS版をビルドしてみる


はじめに

Azure Spatial Anchors v1.1.0 Unity Android版をビルドしてみる の次にiOS版もビルドしてみる。公式ドキュメントはこちら

やってみる

Azure Portalでの設定と、azure-spatial-anchors-samplesをcloneしてUnityフォルダを開くところまではAndroid版と同じ

Unity ARKit Plugin version 2.0.0 をダウンロードしておく

ファイル -> ビルド設定 を選択する

ビルドに含まれるシーン はデフォルトのまま全選択。プラットフォームiOSを選択しSwitch Platformボタンをクリックする

設定が完了したらビルド設定 を閉じる

先ほどダウンロードしておいたUnity ARKit Plugin version 2.0.0を展開し、展開したフォルダのAssetsフォルダの中身をUnityのAssetsフォルダにコピーする

プロジェクトからAssets -> AzureSpatialAnchorsPlugin -> Examples -> Resources とフォルダを選択して、AzureSpatialAnchorsDemoConfig アセットを選択する

インスペクターで控えておいたSpatial Anchor AccountのAccount IDPrimary Keyを入力してプロジェクトを保存する

ビルド前にアセットの再インポートをやっておいたほうがいいのはAndroid版と同じ。アセット -> すべてを再インポートを選択してアセットを再構成する

ファイル -> ビルド設定 を選択する

ビルド ボタンをクリックしてプロジェクト名を入力しSaveボタンをクリックする。ここではプロジェクト名をSpatialAnchorsDemo-iOSとする

エクスポートされたプロジェクトに移動して、依存パッケージをインストールする

cd SpatialAnchorsDemo-iOS

pod install --repo-update

XCodeでUnity-iPhone.xcworkspaceを開く。.xcodeprojでないことに注意

open ./Unity-iPhone.xcworkspace

Bundle Identifierを適当な名称に変更して、Teamに有効なアカウントを設定する

iPhoneをMacに接続して、ビルドボタンをクリックし、iPhoneにアプリケーションをインストーする

アプリがインストールされるのでデモを実行する。デモの操作方法はAndroid版と同じ

まとめ

Android版との違いはUnity ARKit Plugin version 2.0.0のインポートくらいであとは普通にiOS用にビルドすればできる。次はAndroid版とこのiOS版のデモを使ってシェアリングをやってみたいと思う