Microsoft Acces Database Engine 2016 の32bit/64bit版の共存方法


Office 64bit版がインストールされているWindowsPCに32bit版のAccess Database Engine(データベースエンジン)2016をインストールするのに大変苦労しました。
結果的にOffice 64bit版に32bit/64bitのDatabase Engine2016のインストールができましたので、その方法について解説します。

環境情報

私のやり方では圧縮・解凍ソフト7-Zipを使います。
7-Zipは以下からダウンロードできます。インストール方法についてはググってください。
https://sevenzip.osdn.jp/

■ Windows 10 64bit
■ Office 365 64bit インストール済み(クイック実行版)
■ 7-Zip インストール

■ Access Database Engine 2016がインストールされていない、できないPC

導入方法

すでにAccess Database Engine 2016 64bitがインストールされている方は、②③は飛ばしてください。
※私は64bit版がインストールされた状態ではやったことがありません。

① 公式から再配布版のAccess Database Engine 2016の32bit版,64bit版をダウンロードする
  https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=54920

② Access Database Engine 2016 64bit版のexeファイルを7zipを使って解凍する

③ 解凍したフォルダ内にある「aceredist.msi」ファイルをインストールをする

④ コマンドプロンプトを起動し、Access Database Engine 2016 32bit版がある場所まで移動する

※格納されている場所は各自の環境や設定により異なります。
※画像では[ dir ]コマンドでファイル一覧を表示しています。

⑤ コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、Access Database Engine2016 32bit版をインストールする

command
$ AccessDatabaseEngine.exe /passive

※/passive コマンドはサイレントインストールをするコマンドなので、ダイアログ等表示されずインストールされます。
※ Access Database Engine 2016 再配布版はEngilishしかありませんが、それで問題ないです

確認方法

Windowsメニューから[ODBC]と検索し、開く。
開いたら[ドライバー]タブを開き、一覧にDatabase Engineが存在するかを確認する

※画像では2つ表示されていますが、環境によっては1つだけの場合もあります。

参考・参照

・Microsoft Access Database Engine 2016 Redistributable 配布サイト
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=54920