GAS(Google Apps Script)でHelloWorldしてみた(①バッチプログラム編)


1.はじめに

今回は、GAS(Google Apps Script)で、HelloWorldとログに表示するプログラムを作って、それを定期的(5分置きとか)に実行するように設定します。

GAS(Google Apps Script)とは、簡単に説明しとくと、以下のもので、とても便利なのです。

  • 無料!!
  • ブラウザさえあればOK。インストールなどが不要
  • プログラムを配置して、定期的に実行できる。
  • WEBアプリケーションとして公開できる

などです。
これを使って、ちょっと動かしてみようというのが今回の趣旨になります。

2.プログラムを作成

まずは、Googleドライブの中に適当なディレクトリを掘って、そこに新規で「Google Apps Script」の新規ファイルを作成してみました。

私の場合、何故だか↓のような画面になりました。

複数アカウント持っているとそうなることあるとのことでしたが、解決方法が分からなかったもので、直接、「Google Apps Script」から、操作することに。

↓「新しいプロジェクト」を押します。

すると、↓このように新規で、GASのプロジェクトが作成されます。

とりあえず、↓のようにLogに「HelloWorld!!」が出力されるようにだけ書いてみます。

batchTest.gs
function myFunction() {
  Logger.log('HelloWorld!!');
}

ちなみに、上の「無名のプロジェクト」を押すと、プロジェクト名が変更でき、↓からファイル名を変更できますので、合わせてやっておきましょう。

上記の「Google Apps Script」から、新規プロジェクトを作った場合には、Googleドライブの直下にプロジェクトファイルが出来てました。
ドラッグ&ドロップで、初めに作ったディレクトリに置けば、次からはそこから開くことができます。

3.実行してみる

↓実行ボタンを押すことで実行できます。ちなみに、動かす関数も指定できます。

実行結果は、「表示」→「ログ」から見れます。
↓のように表示されていれば成功です。

4.補足

4.1.関数を追加してみる

↓のように2つ目の関数を追加してみましょう。

batchTest.gs
function myFunction() {
  Logger.log('HelloWorld!!');
}

function myFunction02() {
  Logger.log('HelloWorld!! 02');
}

4.2.追加した関数を実行してみる。

↓追加した方の関数を指定して実行してみましょう

↓のように表示されればOKです。

5.定期的に動かすための設定

定期的に動かす仕組みは、GASでは「トリガー」と呼ばれるものになります。
トリガーを設定してみましょう。

「編集」→「現在のプロジェクトのトリガー」を選択します。

いま、開いていたプロジェクトのトリガー設定画面が開きます。
今はまだ1つも設定がないので、一覧には何も出ません。

ここで、右下の「トリガーを追加」ボタンを押します。

↓の画面が表示されます。

■実行する関数を選択:今回、記載した2つの関数が選択できます。どちらを選んで頂いてもよいです。

■実行するデプロイを選択:これは、バージョンを意味します。Headというのは最新バージョンという意味です。とりあえず、最新バージョンでいいので、「Head」を指定しときます。

■イベントのソースを選択:定期的に実行する場合には「時間主導型」、日時を指定する場合には「カレンダーから」を指定します。今回は「時間主導型」を指定します。

■時間ベースのトリガーのタイプを選択:時間ベースや分ベースを指定します。

■時間の間隔を選択(時間):何時間置きに実行するかを選択

■エラー通知設定:エラー通知の頻度を選択します。

テストですので、5分置きでの実行で設定してみました。

「保存」ボタンを押します。すると、以下のように1行追加されるはずです。

しばらく放置。。。

右クリックして、「実行数」を選択

↓のように、実行した履歴が表示されます。

その履歴、1行をクリックすると、実行結果(ログ)が表示されます。

まとめ

このようにサーバを用意することなく、とても簡単に、定期的に実行するための仕組みが無料で作れてしまうというのが、Google Apps Scriptのよいところなんですねー。
次回は、WebアプリケーションのHelloWorldをやってみようと思います。