Ubuntuで全角/半角の切替をMac風にする


概要

Ubuntuでは全角/半角の切替がWindows風になっています。これをMac風にしていきます。具体的には、無変換キーで半角英数入力に、変換キーでひらがな入力に切り替えます。

結論

変換キーでひらがな入力にするために、xmodmapを使用します。変換キーをひらがなキーにしてしまいます。

追記 2019/9/3
xmodmapを使わなくてもできました。

無変換キーで半角英数入力にするために、Mozcの設定をいじります。IMEを無効化することで半角英数入力にすることができます。

環境

Ubuntu 18.04.3
xmodmap 1.0.9

方法

変換キーでひらがな入力

~/.Xmodmapに以下を記述します。

~/.Xmodmap
keycode 100 = Hiragana NoSymbol Hiragana

次のコマンドを実行します。

xmodmap ~/.Xmodmap

追記 2019/9/3

xmodmapを使わない方法では、以上の操作は必要ありません。

無変換キーで半角英数入力

右上のメニューから、日本語(Mozc) -> ツール -> プロパティをクリックします。

すると下のような画面が出てくると思います。

キー設定の選択で「ことえり」を選択します。

その横にある「編集...」をクリックします。編集 -> エントリーを追加から、以下のように指定します。「IMEを無効化」によって半角英数に切り替えます。

追記 2019/9/3

xmodmapを使わない方法では、「Hiraganaキー」の部分を「Henkanキー」に読み替えてください。

また、「ひらがなに入力切替」の部分を「IMEを有効化」に変えてください。

最後に「OK」をクリックすれば完了です。

おわりに

変換キーと無変換キーの設定方法が異なるのは気に食わないですが、どちらか片方の方法だけでは実現できませんでした。もっといい方法があるかもしれません。

Fcitxを使った方法は以下にありました。
Ubuntuの入力モード切り替えのキーバインドを変更してMac風にする

関連リンク

Ubuntuでキーボードのマッピングをxmodmapで変更する(Ubuntu18.04対応)

起動時にxmodmapの設定を反映させる