[Choco60] なぜかFn+Shiftを押すとキーボードが切断されてしまう現象と、その解決


概要

Choco60(または現象に相当するオリジナルキーボード)にて、なぜかFn+左Shiftを同時押しするとキーボードが切断されてしまう。

読む前に用意して欲しいもの

QMK Toolbox (CUIのものもあるようですが、今回はこちらを使います。)

原因

Fn+左ShiftにRESET機能が割り振られているようでした。

直し方

方針:ファームウェアを書き換える

リポジトリをクローン(orダウンロード)する

最初にqmk/qmk_firmwareこちらのリポジトリをクローン(orダウンロード)します。

クローン後

方針として、以上にある内容を書き換えFn+ShiftでのRESETを無効化しようという感じです。

クローンしたローカルリポジトリ直下の keyboards>choco60>keymapsへ移動し、既に存在するdefaultというフォルダを(※利便性の為に)コピーしわかり易い名前をつけます。

次に、RESETを無効化します。

keymap.cをお気に入りのエディタなどで開き、38行目にある RESET を他と合わせて _______ に上書きします。

Hexへの変換

こちらを参考に リポジトリのトップにて、

make choco60:xxx

を実行します。(xxxには↑の工程でつけたフォルダ名を入れてください)

また、私の環境ではモジュールが足りず、avr-gcc: command not found と怒られてしまったので、

brew tap osx-cross/avr
brew install avr-gcc

としてインストールしました。( こちらを参考にさせていただきました)

Hexの読み込み

前準備で用意したQMK Toolboxを開き、先程生成したHexファイルを読み込みます

読み込んだら、物理RESETボタンを押した後にFlash(ボタン)をしプロファイルを適用します。

終わり

これでFn+Shiftを押してもキーボードが切断されることがなく便利さを存分に発揮することができました。
記事の内容に不備がありましたら、どんどん変更リクエストをいただければと思いますm(_ _)m

ちなみに普段記事は書かないのですが、Choco60を使うのが楽しいので書いちゃいました。買ってよかったです!