自作キーボード plaid制作



以前Mint60というキーボードを作り、自作キーボード沼に見事ハマりました。
今回はDiscodeチャンネルで見てかっこいい!とひと目で思ったplaidを作ったので過程を記録しました。

はじめに

公式のビルドガイドをよく読んみましょう。注意事項が結構重要です。
※しっかり読んだつもりなのに1敗しました。

組み立て

基本的にはビルドガイド通りですが、
部品の取り付け順は背の低い順とあるものの厳密な決まりがあるわけではないので己の感じたままに作っています。

まずは汎用ダイオードを取り付け。ズレないようにマスキングテープで固定してます。

はんだ付けしながら余分な足をニッパーでカット。

なかなかキレイに付けられました。

次に抵抗(1.5kΩ、75Ω、10kΩ)とツェナーダイオード。


積層セラミックコンデンサとクリスタル。写真の青い方が0.1uFです。

LED、ポリスイッチ、電解コンデンサ、USB miniBコネクタ。

このUSBコネクタのハンダ付けが難易度高いです。(間隔が狭い)

2x3 ピンヘッダー、写真では刺さってないけどタクトスイッチ2個。

最後にマイコン。(ATMEGA328P)
今回作成する際、このマイコンの向きを左右間違えて取り付けてしまい、PCに接続しても「不明なUSBデバイス(デバイス記述子要求の失敗)」となってしまいました。マイコン上の半円形の窪みがUSBコネクタ側になるように取り付けましょう。2枚目の写真通りです。

↓の通り半円が右(USB側)になります。
逆に刺した場合、個体差はあるかもしれませんが今回引く抜くのにかなりのパワープレイになってしまった。

動作確認

ここまで組み終わったら公式ビルドガイドに従い、
キースイッチをつける前にUSBブートローダと書込の動作確認を行います。

正常に組み上がっていれば、WindowsPCに接続した場合は何も反応がないはずです。
接続した状態でRESETボタンを押しながらBOOTボタンを押し、RESETを離してBOOTを離します。
するとWindowsがデバイスを認識する音が鳴り、以下がデバイスマネージャに出てきます。

その後、手順通りzadigを使ってドライバ(libusbK)をインストールします。

ここまで問題なく完了していれば、以下で正常に動作しているか確認できるそうです。
(製作者であるhsgw氏より教えてもらいました。多謝)

$ avrdude -c usbasp -p m328p
avrdude.exe: AVR device initialized and ready to accept instructions
Reading | ################################################## | 100% 0.00s
avrdude.exe: Device signature = 0x1e950f (probably m328p)
avrdude.exe done.  Thank you.

ブートローダモードになっているはずなのでこちらからqmkを取得してコンパイル及び書き込みます。
書き込み後はRESETを1度押すとキーボードとして認識されます。

残作業

動作確認が無事済んだらキースイッチを取り付けます。
今回はAliaz Silentスイッチを用意しました。

キースイッチのはんだ付けが終わった時点でPCに接続し、一通りキーが反応するか確認して
BottomPCBをネジ止め、ゴム足をつけて完成です!
(キーキャップは王道のBig Bang MDA)

感想

今回ははんだ付けはミスなくできましたが、以前作成したMint60とは異なりProMicroではなく
マイコンファミコンとかにはいってそうなデカイやつだったので見慣れないモノにやられた感じです。
※ProMicroもマイコンとの事でしたので修正しました(コアのatmega32u4)

左右分離型キーボードが多い中、一体型ってのも新鮮でした。
キー数が少ないので使用には慣れが必要ですがパーツいろいろむき出しの無骨な感じがかっこいいですね。

制作にあたり、トラブルシュート等でご協力頂いたhsgw様ありがとうございました。