Rails(unicorn)稼働サーバーの監視


Railsをunicornで稼働しているサーバーのメトリクス取得に、mackerel-plugin-unicornが役立つので紹介します。

取得できるメトリクス

  • Unicorn Memory
  • Unicorn Workers

のメトリクスが取れるようになります。

Unicorn Workers

Unicorn Workersの方では、Idle Workers, Busy Workersの数が見えます。
このメトリクスが見れることを知って、Rails(Unicorn)を稼働させているサーバー全部にこのプラグインを入れました。

以前にRailsアプリケーションでWorkerが全てbusyの状態だったことでアプリケーションのパフォーマンスが落ちてしまったことがあります。Workerが全てbusyになるとworker待ちになっているリクエストで処理が重くなっているように見えるけど、本当に問題が起きているのはWorkerを占有している別の処理なので、原因が掴めず問題が長引いてしまった経験があります。

  • Aの処理が重いと問い合わせがくる
  • ログ見ると確かに重い
  • 手元で動かすと再現しない
  • 困る

という感じです。
開発環境で動かして調査するだけじゃ分からないタイプの障害ですね。

設定

プラグインのreadmeに書いてある通りですが

[plugin.metrics.unicorn]
command = "/usr/bin/mackerel-plugin-unicorn -pidfile=/home/app/rails/service/current/tmp/pids/unicorn.pid"

という感じで取れるようになります。

一つのサーバーで複数のRailsアプリケーションが稼働している場合

mackerel-plugin-unicornは、-metric-key-prefixに対応しているので一つのサーバーで複数のUnicornが起動している場合でも大丈夫です。

[plugin.metrics.unicorn_hoge]
command = "/usr/bin/mackerel-plugin-unicorn -pidfile=/home/app/rails/service1/current/tmp/pids/unicorn.pid -metric-key-prefix=hoge"

[plugin.metrics.unicorn_fuga]
command = "/usr/bin/mackerel-plugin-unicorn -pidfile=/home/app/rails/service2/current/tmp/pids/unicorn.pid -metric-key-prefix=fuga"

というふうにしてあげると、それぞれのメトリクスが別のグラフにとられるようになります。

実際にうちで取得しているのが以下のグラフです。

一つのホストに複数のUnicornの情報が表示されるようになります。