Nordic NRF52シリーズ 開発環境の構築



はじめに
NORDIC nRF52 シリーズのファームウェア開発環境構築について記す。


統合開発環境(IDE)のインストール
私の手元には、NORDIC Semiconductor社製 nRF5284-DK のボードがあり CPUには、
ARM®の32ビットCortex™-M4 CPUが搭載されている。

それ故に統合開発環境としてEmbedded Studio を使用しました。
このページ(https://www.segger.com/downloads/embedded-studio)から
ダウンロードを行い デフォルトでインストールするだけでことで簡単に
Windows10上で 環境構築が出来ました。

サンプルコードの入手
こちらは、下記に SDK が置かれておりダウンロードが出来ます。
https://www.nordicsemi.com/Products/Development-software/nRF5-SDK/Download
※必要な SDKは、RF5_SDK_xx.x.x_xxxxxxx.zip

この Zip を解凍すると 様々なサンプルソースコードが置かれています。
実際に必要とするサンプルコードが、どこにあるのかを探すのは非常に面倒く
英文ですが、https://infocenter.nordicsemi.com/index.jspにある
解説からひも解いて下さい。

ただし、慣れてくれば感覚で当たりをつけられる様になります。
※当たれば、( ^)o(^ ) / 外れれば がっかり!
例えば、UARTのサンプルコードは下記に

C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\peripheral\uart

timer に関するサンプルコードは

C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\peripheral\timer

という具合です。

ちなみに いつもの Lチカ は、

C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\peripheral\blinky

nRF5x の特徴である BLE 関係は下記に分散されて置かれています。
BLE 通信の簡単な実証実験が出来ます。

C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\ble_central
C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\ble_central_and_peripheral
C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\ble_peripheral

IDEの起動
先にインストールをした Embedded Studio の起動は、nRF52840-DK の場合
uart_pca10056.emProject を起動する。(下記参照)

C:\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\peripheral\uart\pca10056\blank\ses\uart_pca10056.emProject

起動場所は、nRF5シリーズによって異なっており下記の通りです。
nRF52840 DK PCA10056
nRF52840 Dongle PCA10059
nRF52833 DK PCA10100
nRF52 DK PCA10040
nRF51 DK PCA10028
nRF51 Dongle PCA10031
参考:https://infocenter.nordicsemi.com/index.jsp?topic=%2Fug_gsg_ses%2FUG%2Fgsg%2Fchips_and_sds.html


☆2021年11月21日(日) 午後3時30分 初版(Ver1.00) 作成