Hyper-VにさくっとCoreOSをインストールする


概要

Windows 10 proのHyper-VにCoreOSをインストールする手順です
CoreOSの勉強を始めたい方にはすぐに構築できる環境になります

事前準備

「アプリと機能」でHyper-Vを有効化しましょう!

手順

  1. CoreOS公式サイトからISOをダウンロード
  2. Hyper-Vマネージャーで「仮想スイッチマネージャ」-「新しい仮想ネットワークスイッチ」-「外部」を作成
  3. 「外部ネットワーク」で外部と通信できるNICを選択(すでに選択済みのNICはエラーになります)

  4. 新規仮想マシンを作成
  5. 仮想マシンの世代選択(第2世代はサポートされていない
  6. メモリの割り当て(最少2GB
  7. ネットワークの構成(前述で作成した外部ネットワークスイッチを選択
  8. 仮想ハードディスクの接続(適宜に変更)
  9. インストールオプション(前述でダウンロードしたISOファイルを選択)
  10. 仮想マシンの設定が完了し、起動してください
    ※ライブCDとして起動している?ため、この時点でローカルディスクにCoreOSがインストールされているわけではない
  11. 仮想マシン起動後、sshログイン用に(core)ユーザパスワードを設定します(勉強用なのでとりあえずパスワードログイン)

    > sudo passwd core
    

    ※Hyper-Vマネージャーのコンソール画面は使いづらいので、TeraTermなどのターミナルでログインすると楽です

  12. ユーザパスワードのハッシュ値を取得
    前述で設定したパスワードを再入力するとハッシュ値が表示されるので、それを控えてください

    > openssl passwd -1
      Password:
      Verifying - Password:
      $1xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
    
  13. cloud-config.ymlを作成
    cloud-configはインスタンスの初期構成定義ファイルである

    • 先頭行の#cloud-configは必須
    • passwdには前述のパスワードハッシュ値を記載
    • write_filesはファイルに書き込みを行ってくれます
    cloud-config.yml
    
    #cloud-config
    hostname: "coreos"
    
    coreos:
      units:
        - name: etcd.service
          command: start
    
    users:
      - name: core
        passwd: $1xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
    
    write_files:
      - path: /etc/resolv.conf
        content: |
            nameserver 8.8.8.8
    
  14. ローカルディスクにCoreOSをインストール(インストールオプション

    > sudo coreos-install -d /dev/sda -V current -c ./cloud-config.yml
    
  15. インストール完了後、仮想マシンを一度シャットダウンし、ISOのマウントを解除して、仮想マシンを再起動してください

  16. 問題なく起動でき、ログインができる場合は成功です!Dockerコマンドが使えるので、思う存分に使ってください