Power Platform Day Summer '20 レポート
あるいは、ポエムかもしれません。そして、長文です。
2020/07/04(土)開催の Power Platform Day Summer '20 の参加・登壇レポートです。
謝辞
ご参加くださった皆さん。
プロデューサーやサポート等をしてくれたメンバーと、
運営でありつつ、登壇者でもあったスピーカー各位。
本当に楽しい時間と沢山の学びをありがとうございました。
Power Platform Day とは?
Japan Power Platform User Group (略称:JPPUG) が、概ね年に2回ぐらいやっている Power Platform 全部集合!お祭りだぜ!うぇ~い!という大型のコミュニティ勉強会です。気になる方も、気にならない方も、すべからく下記の Connpasss メンバーになっておけば良いと思います。偉そうに言ってすいません、是非ご参加ください(五体投地)。
Japan Power Platform User Group
各種コミュニティ勉強でやっているようなセミナーに加えて、JPPUGメディックルームを設けるのが特徴的なイベントです。JPPUGメディックルームとは、参加者各位の質問や課題などを、登壇者や運営だけではなく ”その場に居る参加者”もふくめて”よってたかって質問に答えたり、アイディアを出したりする場” です。独りでは解決できなかったことも、他人に説明したり、アドバイスをもらうことによって良い方向に向かうコトありますよね?そんな感じの「独りで困ってないで助け合おう」という場である、というのが当方の認識です。
’20 夏はフルオンラインイベントで
COVID-19 の影響もあり、今回はフルオンラインによる開催となりました。JPPUG 初の試みです。
・各セッションTrack:Teamsライブイベント
・各メディックルーム:Teams会議
普段から業務で「無いと仕事にならない」というぐらいお世話になっているツール『Microsoft Teams』をフル活用しています。当方は、Teams会議を日常的に利用しているので、そちらは全く不安はありません。しかしながら、ライブイベントは人生初でした。Teams会議とは勝手が全く異なったので、最初は戸惑いましたね。感想などは後半の「学び」で共有しますので後述参照で。
Connpasssページ を確認するとわかるのですが、今回の #JPPUGSummer20 は最終的に運営メンバー含めて約750名に申し込みいただきました。
凄いです。ほんと、ご参加くださった皆さん感謝の極みです。参加人数の分析や、その他登壇レポートなどは着々と当方以外のスピーカー・運営各位がBLOG等へUpしております。そちらも追っかけてみるとお楽しみいただけると思います。
登壇発表資料や動画等の公開情報
既に、セッションの登壇資料や動画が公開されています。
登壇資料
イベント資料一覧は下記URLより確認可能です。
当方の登壇資料も公開しております。
セッション動画
公開するか否か、当日まで決めかねていたセッション動画。動画公開するのもなかなかタイヘンなんですよ。開始直後から参加者みなさんからの熱い声援とご要望をうけて、順次公開していくことに(ほぼセッション開始してから)決まりました。圧倒的スピード感でガガガっと急遽の動画公開に向けてダンドリしてくれた運営各位には感謝しかないです。そんな裏方の努力もあったことを、少し思いをはせながらご覧いただけると幸いです。なお、各々の最終チェックが行われてから公開となるため、記事投稿時点で全て出そろってないかもしれません。気長にお待ちください。
Japan Power Platform User Group | YouTube チャンネル
JPPUG Summer ’20 プレイリストはこちら
マイクロソフトコーポレーションの LowCodePlatform の上席副社長(CVP)のチャールズ・ラマナ氏から、このお祭りに向けてメッセージを頂戴した KeyNote は必見 です。Thank you Charles!
当方のセッション動画は下記になります。(四捨五入で十年ぶりに動画編集しましたw)
MR アプリを Power Apps で爆速開発 ~ Low Code で仮想世界へ Go!~
前回の JPPUG758 #5 でも発表した MR in Power Apps ネタです。今回は「MRで測定(Measure in MR)を可能な限り解析した内容でお届けしました。「MRで測定したけど、値の扱い方がわからぬ!」という意見をチラホラみかけたので「こんな解析方法すると理解が深まると思いますよ」という内容です。詳しい内容は公開しているスライド、および動画を確認ください。また、関連して準備した解析・学習用の情報も 当Qiitaで公開済み です。
ここだけのはなし
動画と公開スライドは技術的な内容”以外”でカットしている部分が若干あります。何がカットされているのか?それは、その日、その時間にリアルタイムでセッションへ参加くださった方のみぞ知る、です。主にネタ部分だったり、ちょっと冗長だったな、みたいな箇所がカット対象なんですけども。
ホントに本筋に関係ない箇所をカットしているのでセッション内容には全く影響はありません。だけれども、リアルタイムでご参加くださった皆さんが”チョッとだけ得をする”のは、個人的にアリだと思ってるんですよ。ご参加くださった方で、カットされた部分に気づいた方は、独りニヤニヤしてください。また、当方がリアルタイムの場と、公開するタイミングで”ドコをカットしてるか?”を知りたいという稀有な方は、今後の”ひけしのひと”が登壇する際にリアルタイム参加をご検討くださると幸いです。
学び
当方は Track2(Power Apps + CDS)の1時間目でスピーカーとして登壇し、その後、Track4(Power BI)の4時間目でプロデューサー役を担当しておりました。その間はメディックルームに居たので、ほぼ全ての役割を経験しております。そんな経験から、当方の学びをつらつらと。
Teams ライブイベント
1. スピーカーとプロデューサー 少なくとも2名必須
Docsなどの公開情報で知識としては仕入れていましたが、実際に参加してみると「なるほど、これは練習必須だ!」です。スピーカーの立場であれば普段のTeams会議と殆ど変わることがありません。注意が必要なのはプロデューサーの場合。
プロデューサーはライブイベントを実施するテナントへ Teams を切り替えてから参加する必要があるようです。加えて、プロデューサーでアクセスしている場合、背景ぼかしやカスタム背景が利用できない制約があります。プロデューサーをやってる時にカメラONは勇気が必要ですねw
2. リハーサル重要
ライブイベントを利用したいと考えている方は、Teams会議と異なる点に戸惑わないよう、リハーサルを入念にすべきだと思いました。プロデューサー、スピーカーともに、本番相当の環境で、最低1回はリハーサルをしたほうが安全でしょう。ライブイベントは「ダンドリ重要だな」と痛感しました。
3. 参加者へ届くまで時差アリ
スライドや説明などが参加者の画面に届くまで時差があります。しかも、参加者の環境によって遅延の間隔が異なるっぽい。そのため、リアルタイムで視聴者参加型の催し物(アンケートなど)を実施する場合は準備と慣れと覚悟が必要だと思いました。(はじめの会で Power BI 王子 が果敢にリアルタイムアンケートを実施してます。詳しくは前述の動画をチェック!)
4. 参加者のリアルな反応が運営からみえない
Teams会議と異なり、ライブイベントは配信側からの一方通行です。参加者から反応が得られるのは Q&A の機能(チャットで運営側にメッセージを送信できる機能)のみです。そのため、自分の画面が届いているのか?ちゃんと音声が聞こえているのか?はスピーカーやプロデューサーからは一切把握できません。
当日、運営の大半はメインPC以外に、サブ機やタブレット、スマートフォンなどをフルに利用して”参加者側でどう見えているか?”、”Twitter等SNSはどうか?”とリアルタイムでチェックを実施していました。当方も、メインPC(登壇・運営用)、サブPC(ライブイベント参加者画面 確認用)、スマホ(SNS確認用)という体制で挑んでいます。そういった「確認用の手段」は複数あると良いでしょうね。サブPCがあれば、万が一の予備機としても利用できますので、いわゆる「プランB」があると安心できます。
5. コンパニオンモードが使えない!
Teams会議であれば、スマホ等の別端末から同じ会議へ参加することが可能です=コンパニオンモード。スマホで参加した場合、画面共有することでスマホ画面を共有して、スマホ上におけるデモや説明を実施可能なんです。残念ながら、現時点のライブイベントではコンパニオンモードが利用できません。当方の登壇ネタは Power Apps の MR 機能です。スマホじゃないと動作しないんですよね。なので、デモは殆どが録画で実施しました。録画であれば、再生してしまえば失敗はないので安心感も違います。
教訓:Teamsライブイベントは準備が重要。ダンドリ 8割は伊達じゃない!
メディックルーム(Power Apps + CDS)
1. なかなかヒトが集まらない
そりゃ、皆さんセッションが気になりますよねw
イベント終了後に各Track、各メディックルームの情報交換を実施したのですが、Power BI 部屋は十数名集まって盛り上がっていたそうです。(さすが、長兄。BI班はつよいな、と思った次第)
2. 聖徳太子が大量(?)発生
当方の担当時間中は、半数程度が知った顔で半常駐状態で参加されてました。
そこで知ったのです。参加者の何名かは、PCに加えて、スマホやタブレットを駆使して各セッションに各々のデバイスで平行参加するという荒業を実施している方がチラホラいる、と。平行してセッションを聞いて、気になるキーワード等があればソコに集中する、というスタイル。聖徳太子状態ですw
セッション動画を後で公開するよ、というのを早めに告知できれば聖徳太子各位は荒業をしなくても良かったのかな?とは思いました。とは言え、個人的な意見ですがオンサイトでやるリアルイベントでも複数Trackで平行してセッションが行われる場合、参加可能なのは1つだけですよね。オンラインイベントだからこそできる聖徳太子だったんじゃないかな、と前向きに考えてます。きっと、聖徳太子各位はその状態も含めて楽しんでくれたハズ!
3. JPPUGメディックのみ回があってもいいな
メディックルームのように「運営を含めた参加者全員で、誰かの課題を寄ってたかって解決する回」だけをやるイベントがもっとあっても良いのかな、と思いました。(実は、JPPUG名古屋などで1コーナーとしてやってるんですけどね。”それだけ!”って回は需要があるのかな、と)
教訓:集客タイヘンね
そういえば、若干名の方からQ&Aをいただいて対応したのですが「画面共有してください」とか「チャットで参考URL送りました」等に皆さんスムーズに対応してくださいました。Teams の使い方で迷わないってコトは、かなり広まっているんだなぁ、と改めて感じました。
反省点
今後のために、当日の反省点もまとめておきます。(書いておかないと忘れちゃいますからね)
1. カメラと画面の向きが結構重要だった
当方のセッション動画を確認いただくとわかるのですが・・・。ライブイベントって、スライドや画面(大きなペイン)が視聴者から見て左側、スピーカーが顔出しする場合は右側に置くパターンが多いと思います。この配置で配信される前提で考えると、顔出しする場合は正面、ないし視聴者からみて左側方向へ顔が向くようにしたほうが良さそうです。何を言っているのか文章だとわかりづらいので、下記イメージにてご確認を。
ちょいちょい画面の反対に目線送ってるんで、違和感ありますよね・・・。当方発信側の現場ではサブディスプレイやカメラ等の配置が手書きのような状態だったんです。サブディスプレイにデモ画面などを表示していたので、目線や顔の向きが逆になったんでしょうね。疎通確認やオペレーションだけでなく、リハーサルで音声や画面が”参加者側からどう見えるか?”のチェック重要だなぁ、という学びです。
2. セッション後のQ&Aで参考URLがスグ見つからなかった!
単純に悔しいだけですw
焦ったらアカンな、と。
3. 編集点を作ろ!
後で編集しやすいように無音だったり、ドヤ顔でしばらく動きを止めるなど、後で動画編集をする際に切り張りしやすいポイントを作ると良いのだろうなと思いました。動画を公開するのであれば、という前提ですけどね。実際に動画編集やってみてTV等の動画メディアって、よく考えられていて、かつ色々技術が必要なんだなぁ、と感じました。
4. マイクにもこだわったほうが良いかも
登壇者のなかで、何名かの音響強者はやはり音声がクリアですよねー。
機器に投資するか、と思った次第。
それ、反省点か?ってのも混じってますが、自分用のメモなんで。
まとめ
”終わりの会”が終了した後で、運営のミンナで反省会・ふりかえりを実施しました。その中で最も印象的だったのは、全員が「大きなトラブルが無かった」と報告していたコトですね。プロデューサーも、サポートチームも、スピーカーも、全員が同意見でした。
小さなトラブルは勿論あったのですが、セッションが途中で中断してしまうだとか、Q&Aで心無いコメント等をするヒトとして底辺以下の存在が現れてワチャワチャする等は発生せず、滞りなく祭りを完遂できたのはとても素晴らしいコトですね。運営の末席ではある当方も、これは誇りに思って良いと感じております。ホント、大きなトラブルもなく、概ね予定通りに全てが進んだのは、準備や当日の運営をスムーズかつ臨機応変に対応してくださったプロデューサーやサポートチーム各位は勿論のこと、参加者の皆さんが素晴らしかったんだろうな、と改めて思った次第です。本当に、皆さんありがとうございました。感謝の極み!!
次は秋かな?冬かな?
それでは、皆さま。素晴らしい Power Platform Life を!
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この問題について(Power Platform Day Summer '20 レポート), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/yamad365/items/1e10ed2320093c131e78著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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