PlantUMLの作図方向をleft to rightに変更した場合の矢印方向指定


PlantUMLのユースケース図で矢印の方向指定(-left-など)ができ、ドキュメントには使いすぎには注意との一文がありますが、やはり見た目をなんとかしたくて、ついつい方向指定で試行錯誤を繰り替えしています。

この矢印方向のキーワード(leftやup等)は作図方向がtop to bottomが基準となっています。
このtop to bottomは、クラスやユースケースなどの登場する要素が増えると、画像全体が横方向に広がってゆきます。
ただ、私は主にREADME.mdなどに埋め込んでブラウザで表示させることを目的としているため、縦スクロールで図が見えるようにleft to rightを使用することが多いです。

そうなると矢印のキーワードがどの方向に変わるのか、いつも混乱するので以下に整理してみました。

top to bottom

まずはデフォルトの作図方向で、矢印方向を指定した図を作成します。

"左-l" -left- "l-右": left
"左-r" -right- "r-右": right
"左-u" -up- "u-右": up
"左-d" -down- "d-右": down

これで矢印の右側の図形が、矢印方向のキーワード通りの位置に配置されることが確認できました。

矢印方向 矢印の右側の図形の位置
left
right
up
down

left to right

上記の図をleft to rightに変更すると以下のようになります

left to right direction

"左-l" -left- "l-右": left
"左-r" -right- "r-右": right
"左-u" -up- "u-右": up
"左-d" -down- "d-右": down

整理すると以下の通りです。

矢印方向 矢印の右側の図形の位置
left
right
up
down

leftが左から上に、upが上から左に変わっています。
ちょっと意外でした。top to bottomからleft to rightへの変更は、図を右に90度回転させるだけでなく、左右裏返した配置になるんですね。