RHCSA試験対策 - パーティションテーブルの削除方法


はじめに

本記事で紹介するコマンドは、物理ドライブ内(HDDやSSD等)の情報を削除する作業です。
作業を行うと、ドライブ内のデータは消失しますので、その点をご留意頂いた上で実行ください。

本記事では、GPTパーティションテーブルを保有しているドライブから、パーティションテーブルを削除するコマンドの紹介です。

インターネット上では、パーティションテーブルの削除方法は何種類か紹介されています。
個人的に最も簡単と思ったものを取り上げています。

wipefsを使った方法

下図では、/dev/sdbと/dev/sdcが既にGPT形式のパーティションテーブルを持った状態になっています。

parted /dev/sdb print
parted /dev/sdb print

上記コマンドの出力からGPT形式であることが確認出来ます。(図内上から5行目と13行目参照)

上図内では、次のコマンドを実行してドライブのパーティションテーブルの削除を行いました。

wipefs -a /dev/sdb
wipefs -a /dev/sdc

上記パーティションテーブル削除後、再度次のコマンドで確認をするとパーティションテーブルがunknownになりました。無事テーブルの削除が完了しました。

parted /dev/sdb print
parted /dev/sdb print


以上で、ドライブをまっさらな状態として取り扱う事が出来るようになりました。
もし検証環境などで再度クリアな状態から検証を行いたい場合は、是非活用ください。

ddコマンドを利用したパーティションテーブル削除

こちらは後日時間が空いた際にでも記述しようかと思います。
(本記事の目的が、RHCSA試験対策であるため、試験中に入力しやすいと思われるコマンドにフォーカスしているため)