unmoralの制作を支えたツールたち
はじめに
ショートムービー「unmoral」を2019年1月23日に公開します!
この記事ではunmoralの制作で使用した(検討した)サービスやツールを紹介します。
合わせてショートムービー「unmoral」の宣伝もさせてください。
ショートムービー「unmoral」公式サイト
レンダーシーンを構築するツール「msJobPitcher」をリリースしました。
プリプロ/PM関連
milanote
milanoteはブレーンストーミングをする際に情報をまとめたり、情報を整理するのに役立ちます。
オンライン上で複数人による同時編集にも対応しており、整理した情報はpdfなどで出力することができます。
Googleスプレッドシート
Googleスプレッドシートを用いて各カットのタイムコード及び担当と進捗を管理していました。
Incoming Webhookを使ってslackへ各セクションの進捗を毎日送信しています。
function main() {
var sheet = SpreadsheetApp.openById('your sheet ID');
var anim = sheet.getSheetByName('all').getRange(21,9).getValue();
var hair = sheet.getSheetByName('all').getRange(21,10).getValue();
var effects = sheet.getSheetByName('all').getRange(21,11).getValue();
var render = sheet.getSheetByName('all').getRange(21,12).getValue();
var compo = sheet.getSheetByName('all').getRange(21,13).getValue();
anim = Math.round(anim * 100);
hair = Math.round(hair * 100);
effects = Math.round(render * 100);
render = Math.round(render * 100);
compo = Math.round(compo * 100);
var sentence = '本日までの進捗は\nanim : ' + anim + '%\nhair : ' + hair + '%\neffects : ' + effects + '%\nrender : ' + render + '%\ncompo : ' + compo + '%\nでした。'
var payload = {
'text':sentence,
};
var options = {
'method' : 'post' ,
'contentType' : 'application/json' ,
'payload' : JSON.stringify(payload),
};
var url = 'webhook url';
UrlFetchApp.fetch(url, options);
}
プロダクション関連
maya
メインのDCCツールはmayaを使用しました。
mayaでの便利ツールもいくつか紹介します。
Studio Library
Studio Libraryはアニメーションやポーズを管理するツールです。
サーバにルートディレクトリを設定することで簡単にアニメーションの共有が可能です。
キー情報のみがmbファイルとしてアップロードされるのでアニメーションを出荷する際にキャラクターごと渡す必要がなくなりました。
mGear
mGearはオープンソースのリギングフレームワークです。リギング作業は大きくスケルトン作成, コントローラ作成, スキニングに分けられますが、このうちのスケルトン作成とコントローラ作成を簡略化することが可能で、リギング作業を短縮するとともにピッカーが用意されているため、アニメーション作業を効率よく進められます。
msJobPitcher
今回、「unmoral」の制作においてレンダーシーンを構築するツールを開発し、リリースしました。
ツールはGitHubで公開しています。
msJobPitcherについては別記事に詳しくまとめましたので、合わせてみて頂けると幸いです。
レンダーシーンを構築するツール「msJobPitcher」をリリースしました。
DAZ Studio
DAZ Studioは人体キャラクターをモーフィングによって、簡単に制作することができます。スキニングされたキャラクターをフェイシャル付き(ブレンドシェイプ)で出力することができます。
mayaとの連携にDAZ to Mayaというプラグインが公式で用意されているので比較的スムーズにデータ移行が行えます。
Autodesk Character Generator
Autodesk Character Generatorはスライダー操作のみでキャラクター制作することが出来ます。HumanIKがセットアップされた状態で出力が可能なので、モブキャラクターの量産に使用しました。
ポスプロ関連
Arnold Denoiser
Arnold Denoiserはexrファイルからノイズを除去してくれます。大量のレンダーイメージを処理しなければならないので、バッチファイルを使用してデノイズを行いました。
連番イメージの先頭ファイルをD&Dすることでデノイズが出来ます。
echo %1
cd %~p1
"path\noice.exe" ^
-i "%1" ^
-o "%~p1/noice_%~nx1" -f 360 -ef 0 ^
Google Earth Studio
Google Earth StudioはGoogle Earth上でレンダリングを行えるアニメーションツールです。非常に高精細なイメージが得られるため現在、背景のフォトバッシュなどに活用できないか検証中です。
おわりに
様々なツールが毎日のようにリリースされており、情報収集を欠かさず行うことでよりよい制作フローが組めると思います。
今後CG映像制作に取り組む人の手助けになれば幸いです。
Author And Source
この問題について(unmoralの制作を支えたツールたち), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/paty-6991/items/b56a5e13cc4efb85696d著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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