Ubuntuに開発用のKubernetes環境を構築する


Kubernetesの解説動画

弊社のYouTubeチャンネルで、CTOの @bunchan_k によるKubernetesの解説動画を公開を公開しています。

REDIMPULZ Lab【レッドインパルス・ラボ】



僕もこの動画で勉強中ですが、UbuntuのKubernetes環境の構築手順が記載されていなかったので、
公式ドキュメント等を参考にして実践し、まとめてみました。

kubectlのインストール

バイナリを設置する方法と、パッケージマネージャーからインストールする方法がある。
バージョン更新がしやすいように、パッケージマネージャー(apt)を使うことにする。

sudo apt-get update && sudo apt-get install -y apt-transport-https
curl -s https://packages.cloud.google.com/apt/doc/apt-key.gpg | sudo apt-key add -
echo "deb https://apt.kubernetes.io/ kubernetes-xenial main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/kubernetes.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install -y kubectl

試していないが、snapでもインストール可能。

minikubeのインストール

kubectlのインストールが事前に必要。

ハイパーバイザーのインストールについて

通常、KVMやVirtualBoxなど、Kubernetesを実行するハイパーバイザー環境が必要になる。

Minikubeは、VMではなくホストでKubernetesコンポーネントを実行する--vm-driver=noneオプションもサポートしています。 このドライバーを使用するには、DockerとLinux環境が必要ですが、ハイパーバイザーは不要です。

上記の通りなので、手元のUbuntuにはDockerもインストールされているため、ハイパーバイザーは使用しないことにする。

Linux Homebrewからのminikubeのインストール

バイナリからのインストールや、パッケージを利用したインストールなど、いくつか方法がある。
特に、Linux Homebrewからのインストールが簡単そうだったので、こちらで行う。

Linux Homebrewのインストール

macの場合と同じ手順です。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"

パスを通しておきます。

echo 'eval $(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)' >> /home/takaken/.bash_profile

minikubeのインストール

brew install minikube

これで完了です!

あとがき

Ubuntuに開発用のKubernetes環境を構築できました。
他のLinuxディストリビューションを使っている方も、パッケージ管理を読み替えれば、同様の手順で構築できるかと思います。

これからは、動画を参考にLaravelやNodeアプリをK8sで実行する方法を勉強していく予定です。

参考サイト