Raspberry Pi 4 を最新のやり方で、簡単セットアップ(USBマウス、キーボード無し無しで)


目的

最新の公式ツール(Raspberry Pi Imager)で、ラズベリーパイ4をさくっとセットアップしてみる。
ノートパソコンはあるけど、ラズパイに接続するUSBキーボード、USBマウス、ディスプレイが無いと、セットアップが面倒でしたが、Imager v1.6で簡単にできるようになりました。

今回は、ラズパイには、USBキーボード、USBマウス、ディスプレイを接続なしでセットアップしていきます。WiFi経由で、SSHでログインできるところまでやります。

流れ

  1. 公式ツールのインストール
  2. microSDカードに、Rasberri Pi OSを書き込む
  3. 電源ON

1. 公式ツールのインストール

2020年3月に、簡単便利な「Raspberry Pi Imager」がリリースされ、非常に簡単にセットできるようになりました。
現在は、v1.6.1が最新になっています。

ラズパイにインストールしたいOSは、ここでは気にしなくてもよい。
SDカードに書き込むに使うPCのOSを選んで、ダウンロードしましょう。
 
https://www.raspberrypi.org/software/

私はWin10なので、「Download for Windows」をクリック、「imager_1.6.1.exe」(約19MB)というファイルダウンロードされます。
ダブルクリックで、言われるがままに、サクサクとツールのインストール

2. ImagerでMicroSDカードにOSを書き込みます。

たった、4ステップで完了
a) OSの選択
b) カスタマイズ
c) SDカードの選択
d) 書き込み実行

SDカードをPCにさしてください。USBアダプタでもOKです。
起動すると、こんな感じ。

a) OSの選択

「CHOOSE OS」をクリックして、セットアップするOSを選択しましょう。
迷ったら、一番上の(Recommend)を選択!

b) カスタマイズ

[Ctrl]+[Shift]+[x]で、SSHとWiFiの設定をしていきます。
「Advanced options」の設定画面が表示されます。
「Enable SSH」のチェックボックスにチェックいれて、「Use password authentication」のパスワードのところに、SSHのパスワードを入力します。

スクロールして、WiFiの設定をしていきます。
「Configure wifi」のチェックボックスにチェックをいれ、ご自宅のwifiの「SSID」と「Password」を入力し、「Wifi country」は、「JP」に変更しましょう。
SSIDとPasswordは、間違っていないか、何度も確認しましょう。

次にTime Zoneの設定です。
「Set locale settings」のチェックボックスにチェックをいれて、「Time Zone」を「Time/Tokyo」に変更します。
最後に、「SAVE」ボタンをクリック

c) SDカードの選択

「CHOOSE SD CARD」をクリックして、SDカードの選択しましょう。
(PCが認識しているSDカードやUSBメモリを検出されますので、間違わずに!!。)

d) 書き込み実行

そうすると、「WRITE」がクリックできようになるので、書き込んじゃいましょう!!べし!

本当にこのSDに書き込んで良いか聞いてくるので、勇気を持って、YESをべし!

待つべし、待つべし、

これで完了私の環境では4分~5分程度でした。意外と早い!

3. 電源ONするよ!

SDカードをラズパイにさして、電源を挿しましょう。起動するまで、2~3分ほど待ちましょう。

ラズパイがWiFiにつながっているはずですが、ディスプレイもキーボードもつながっていないので、IPアドレスがわかりません。PCから探しますよ。

自宅のネットワークが「192.168.0.x」であれば、コマンドプロンプトから、下記のコマンドでpingを打ちまくります。
アドレスの部分は変更してね。結果は見なくて良いくて、待つだけ。

for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i

すると、ARPテーブルに同じネットワークにつながっているものがエントリーされます。

arp -a

ラズパイのMACアドレスは、B8:27:EB:xx:xx:xxか, DC:A6:32:xx:xx:xxです。このリストから見つけ出してください!
ありましたね。これでIPアドレスがわかりました。

それでは、SSHでつなげてみてください。

はい、つながりました。
それほど、めんどくないと思いますが、いかがでしょうか。

最後にアップデートもしておきましょう。

パッケージリストをアップデートして、

sudo apt update

はい、アッグレード実行です。

sudo apt full-upgrade -y

8分~10分で完了です。