MacからラズパイにVNC接続して遠隔操作する手順


Macから手持ちのラズパイ3Bに同一無線LAN内でVNC接続して遠隔操作しようとしたのですが、ひと手間掛ける必要があったためその備忘録となります。

MacからVNCでそのまま開けない

Finder > サーバへ接続...

ラズパイ側で予めifconfigコマンドでIPアドレスを調べておきます。

vnc://ラズパイのIPアドレス

しかし接続失敗します。

リモートコンピュータのソフトウェアが、このバージョンの画面共有と互換性がないようです。

このようなエラーが出てしまいます。

TightVNCを使用する

ラズパイ側

$ sudo apt-get install tightvncserver

apt-getコマンド1TightVNCをインストールします。

ラズパイ側でシェルで以下のコマンドを実行しTightVNCを起動しておきます。

$ tightvncserver

※初回パスワード設定が求められます。

Mac側

vnc://ラズパイのIP:5901でVNC接続すると、無事に接続できました。

これでラズパイに外部モニタやキーボードを繋ぐ必要はなくなりました。

余談

このままだとHDMIへの画面出力もしてしまい使用メモリの無駄です。


設定 > RaspberryPiの設定 > システム > ブートデスクトップからCLIに変更します。するとHDMIへの出力が切れます。

普段はsshでMacから接続し、GUI作業したい時にTightVNCを使うという運用が良さ気な感じです。

環境

  • RaspberryPi 3B
  • macOS Catalina 10.15.5
  • TightVNC-1.3.9

参考サイト


  1. 適宜apt-get update、apt-get upgradeを実行してください