TUNE から Treasure Data へのpostback連携によるデータ転送


以前の投稿(モバイルアプリ分析サービスのpostback連携とTreasure Data)にて、各種モバイル分析プラットフォームからTreasure Dataへの、postback連携によるデータ転送について(adjustの具体例とともに)紹介しましたが、今回はTUNEと連携してTreasure Dataへデータを転送する際の設定方法について紹介します。

TUNE について

グローバルで業界をリードするモバイル広告効果測定プラットフォームを提供。日本支社も設立。
SDKを利用して、モバイルアプリ内の様々なイベントデータ(クリック、インストールなど)をトラッキングし、ユーザの行動や広告効果の分析をサポートする。

Treasure DataとTUNE

Treasure Data は TUNEのインテグレーションパートナーとなっており、TUNE管理コンソール上からスムースに連携設定が可能です。TUNEでトラックした生データをTreasure Dataへ転送し蓄積することができ、SQLによる分析や、ユーザセグメント作成、各種広告施策への連携も可能となります。

Treasure Dataにpostbackするための設定

カスタムURL型postback連携について紹介します。

1. TUNEのAttribution Analyticsにログイン後、左側メニュー Integrated Partners を選択。 Treasure Dataを検索し、選択。

2. Treasure Dataの設定ページにて、Postbacksを選択① -> Customを選択② -> Add Postback URL を選択③。

3. Create a Postback URL ページにて、以下を入力または選択する。
  • Postback Name: postbackを特定するために利用される任意の名前を入力①
  • Partner Type: 「Technology Partner」が選択済みであることを確認②
  • 左側の検索ボックスとその下で、『Treasure Data」が選択されていることを確認③
  • Table(TD_TABLE): データを転送する先である、Treasure Data側のテーブル名④
  • DB(TD_DB): データを転送する先である、Treasure Data側のデータベース名⑤
  • key(TREASURE_WRITEKEY): Treasure DataのWRITE_KEY(確認方法はこちら)⑥
4. Modify Templateのチェックを入れ①、template postback URLを表示し、取得したいデータをクエリストリングで設定する②。例)ios_ifa={ios_ifa} など。

取得可能なデータの一覧は、Macros in Postback URLsから確認できます。

5. Mobile Appにpostback連携したいアプリを選択し①、最下部のpostback URLで設定した変数(TD_TABLEなど)が正しく展開されたURLが表示されていることを確認して②、saveする③。

以上でpostbackの設定が完了です。

Treasure Data側でのデータ確認

TUNEからTreasure Dataへデータが転送されていることを確認します。例では、アプリ名「Atomic Dodge Ball Lite」のトラッキングデータを確認しています。

まとめ

postback連携によりTUNEからTreasure Dataへデータを転送するための設定について、簡単に実施できることを紹介しました。

追記

20160622)
postbak urlのテンプレートが下記に修正済みとなっています。
変更部分は、ios_ifv部分の誤字修正と &http_headers[Content-Type]=application/json 部分を削除しています。

https://in.treasuredata.com/postback/v3/event/TD_DB/TD_TABLE?&td_write_key=TREASURE_WRITEKEY&android_id={android_id}&ios_ifa={ios_ifa}&ios_ifv={ios_ifv}&device_id={device_id}&google_aid={google_aid}&device_ip={device_ip}&publisher_name={publisher_name}&site_name={site_name}&offer_name={offer_name}&sub_publisher={sub_publisher}&sub_campaign={sub_campaign}&sub_site={sub_site}&sub_adgroup={sub_adgroup}&sub_ad={sub_ad}&conversion_datetime={conversion_datetime}