ESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール《フル版》向け書き込みボードを自作する


概要

スイッチサイエンスのESP-WROOM-02開発ボードは書き込みが楽ですが、少し高いのでピッチ変換済みモジュールを使うと安くすみます。ただ書き込みが少々面倒なので書き込み用の基板を作ることにしました。

2016/05/19追記:10kΩの抵抗を回路図に追加しました。(無くても書き込めましたが念のため)

用意するもの

秋月電子のページに飛んだ場合にエラーが出ることがありますが、その場合は再読み込みしてください。

配線図

一例ですが以下のように配線します。「10kΩ(縦)」と書いてあるものは抵抗を立てて配置してください。

プログラムの書き込み

ESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール《フル版》とFTDI USBシリアル変換アダプタを接続します。

FTDI USBシリアル変換アダプタは3.3V側にジャンパを接続してください。
スライドスイッチは写真の向きで下になっています。(IO0がGNDに接続されています。)

サンプルプログラムとして以下のプログラムを書き込みます。


int led = 16;

void setup() {                
  pinMode(led, OUTPUT);     
}

void loop() {
  digitalWrite(led, HIGH);   // turn the LED on (HIGH is the voltage level)
  delay(1000);               // wait for a second
  digitalWrite(led, LOW);    // turn the LED off by making the voltage LOW
  delay(1000);               // wait for a second
}

書き込みの設定は以下のようにしました。

しばらくすると書き込みが完了します。
エラーが出る場合は基板上のタクトスイッチ(リセットスイッチ)を押して再度書き込みを行ってください。

プログラムの実行

FTDI USBシリアル変換アダプタを抜いて3.3Vの電源アダプタをつないでください。
スライドスイッチは写真の向きで上に変更します。

LEDの足の長い方をIO16に、短い方をGNDに差し込んでください。
LEDが点滅すれば書き込み成功です。(写真はつなぐところが違っています。)

OTAでの書き込み

ESP-WROOM-02 + ArduinoOTAでスケッチのWiFi経由アップロード - Qiitaを参考にOTAのプログラムをFTDI USBシリアル変換アダプタをつないで書き込めば、それ以降はFTDI USBシリアル変換アダプタを使わなくても3.3Vの電源アダプタを繋いだ状態でスライドスイッチを切り替えるだけでWiFi経由で書き込めるようになります。