M5StackでAmazon FreeRTOSを使用する4(SDカード編)


はじめに

第1回第2回前回と、M5StackでAmazon FreeRTOSが動作する環境が出来上がってきました。あとは、SDカードにもアクセスしたいですね。SDカードは日本語フォントの表示や、オフライン時のデータ保存に大活躍です。

仕事で関わっているRecord Meetingという自動議事メモ作成サービスでも、日本語を表示させています。

SDカードのアクセスを含めて、ESD-IDFで提供されているAPIが利用できます。SDカードのアクセス以外にもESD-IDFでAPIが多数提供されていますので、詳細はESP-IDF Programming Guide/API Reference を参照してください。

SDカードアクセスサンプルの実行は、Git bashから、任意の場所にデモアプリをダウンロードします

git clone https://github.com/fukuen/m5stack-freertos-sd --recursive

ダウンロードしたディレクトリーに移動して、アプリケーションをビルドします。

cd m5stack-freertos-tft
cmake -DCMAKE_TOOLCHAIN_FILE=amazon-freertos/tools/cmake/toolchains/xtensa-esp32.cmake -GNinja -S . -B build
cd build
ninja

ビルドが完了したら、フラッシュします。

cd ..
idf.py flash

シリアルコンソールでモニターしてみます。

idf.py monitor

無事SDカードにアクセスできました。

最後に

必要な環境がそろってきたので、OTAなどAmazon FreeRTOSの機能を使っていきたいと思います。