マンガサイトにつひての色々な事情 02
ここまでのこと
漫画サイトには大きく分けて二種類ある。一方が違法サイトで、もう一方が合法サイトである。
ここでは、違法サイトについて調べてみたい。
マンガサイト観測 1
違法と思われる漫画サイトの中でシンプルな構造のオンラインリーディング型のサイト . . . マンガ Thank をターゲットに観測す。(注)マンガ Thank というサイトは存在せず、こころの中に存在すべし。
マンガ家の方(もしくは、プログラミングより海賊サイトの明瞭なデータについての興味をお持ちの方)は、「マンガサイトにつひての色々な事情 03 」へ進まれることをおすすめします。
違法と思われるマンガ Thank(仮称)の HTML の構造をよく確認する
違法と思われるコンテンツである漫画のスキャンデータ、もしくは電子書籍マンガからのコピーである画像ファイルは、概ね cloudflare 社1のキャッシュのイメージファイルが <img>
で直接指定されている。
また、lazy loading2 で読み込まれている。
仕組みとしてはページに別のサーバーにある WordPress で管理された画像群の画像ファイル(ここが cloudflare のキャッシュになっているということで、それは当該のファイルの URL を逆引きしてドメイン3からドメイン所有者をわりだすと cloudflare になっているということ。いずれ図説したい。)をページ内に lazy loading で読み込んで表示させていることが確認できる。
Cloudflare, Inc.(クラウドフレア)とは [https://ja.wikipedia.org/wiki/Cloudflare]
シンプルなので理解しやすいはずである。
つまり、オンラインリーディング型のサイト、マンガ Thank(仮称)のメインのコンテンツは画像だけなので、その画像がページ内にたとえば 100 点収まっているだけというシンプルな構造で、付加的にアップデート日時がタグで囲まれて配置されている。これはマンガ Thank(仮称)のシステム管理者用にあるのだと考えられる。 アップデート日時の情報は、マンガ Thank(仮称)のマンガコンテンツを表示するページのソースコード表示で確認できるが、ブラウザでレンダリングされた表示では見えないようにはなっている。
ひとつめのデータベーステーブル [tbl_manga]
このマンガ Thank(仮称)ページの構造から考えて、以下のようなデータベースを作ることにする。
mangathank.db > [tbl_manga]
id INTEGER PRIMARY KEY,
title text,
url text,
updated_datetime datetime,
author text,
book_title text
カラム title
の値は、ページにあるタイトルを抽出したもの。
カラム url
の値は、コンテンツの埋め込まれたページの URL で、ページに埋め込まれた画像ファイルの URL ではない。画像の URL はこのステップでは収集しない。
画像ファイルがすべて cloudflare 管轄のドメインのものを使用されているのか確認したい段階で URL を収集することになるのかもしれないが、それ自体は非常に簡単にできる。ここでは割愛。
仕組み上、この url
の値はユニークである。つまり重複はない。title
が重複することがあっても url
は重複しない。なぜかは考えればすぐにわかるはずだ。 updated_datetime
は、ページソースコードにあるアップデートした日時を収める。ただし、これが正確なのかは不明なので、後にプロファイルするための参考にするために抽出する。 その他は、ターゲットのページから抽出するのではなく、抽出されたデータをもとに生成する。
sample:Scraping data from the site🍎
urls = generated
require 'sqlite3'
require 'csv'
require 'time'
require 'date'
SQL =<<EOS
create table tbl_manga (
id INTEGER PRIMARY KEY,
title text,
url text,
updated_datetime datetime,
author text,
book_title text
);
EOS
db = SQLite3::Database.open "mangathank_new.db"
db.execute(SQL)
db.close
100.times do |loop|
db = SQLite3::Database.open "mangathank_new.db"
4.times do |loop|
driver.get(urls)
#sleep 1
flag = []
URL = driver.current_url
flag = db.execute("select id from tbl_manga where url='#{URL}'")
#p flag
if flag.any? then
next
else
CSV.open('mangathank_TEMP.csv','a+') do |data|
title = driver.find_element(:class_name, 'entry-title')
updated = driver.find_element(:class_name,'updated')
updated_datetime = updated.attribute('datetime')
title.text.to_s.rstrip!
pp title.text
data << [URL,title.text,updated_datetime]
end
end
end
if File.exist?("mangathank_TEMP.csv") then
CSV.foreach('mangathank_TEMP.csv') do |line|
count += 1
url = line[0]
url.to_s.gsub!(/\'/,"\'\'")
title = line[1]
author_name = title.slice(/(?<=\[).*?(?=\])/)
updated_datetime = line[2]
updated_datetime.to_s.gsub!(/\'/,"\'\'")
id = count
title.to_s.gsub!(/\'/,"\'\'")
#puts title
#puts author_name
db.execute("insert into tbl_manga (id, title, url, updated_datetime ) values('#{id}', '#{title}','#{url}','#{updated_datetime}')")
if author_name != nil then #
author_name.gsub!(/\'/,"\'\'")
pp author_name
end
book_title = title.slice(/((?<=\]).+?$)/)
if book_title then
book_title.gsub!(/((?=第).*(巻|卷))/,'')
book_title.gsub!(/((?=第).*話)/,'')
book_title.gsub!(/(.(?<=\()文庫版(?=\)).)/,'')
book_title.gsub!(/(.(?<=\[)文庫版(?=\]).)/,'')
book_title.gsub!(/文庫版/,'')
book_title.gsub!(/(.(?<=\()完(?=\)).)/,'')
book_title.gsub!(/(.(?<=【).*(?=】).)/,'')
book_title.gsub!(/(.(?<=\[).+?(?=\]).)/,'')
book_title.gsub!(/\'/,"\'\'")
book_title.lstrip!
book_title.rstrip!
else
book_title = title
end
pp book_title
db.execute("update tbl_manga set author = '#{author_name.to_s}', book_title = '#{book_title.to_s}' where id = '#{id}' ;")
end
db.close
system("rm -r mangathank_TEMP.csv")
else
next
end
db.close
end
目標
ゴール設定は、オンラインリーディング型のサイトであるマンガ Thank(仮称)にコンテンツとして使用されている漫画について、すべて権利者を割り出して、並べて見ること。
たとえば、コミックスであれば、たいていの紙の本は出版社が発行しているので、その出版社名、書籍データを、違法にアップロードされたものから、できるだけ正確に逆引きして表示するまでがひとまずの目標とする。曖昧なメタデータから、正確なメタデータへ変換するということ。
書籍データは ISBN4 をともなったものが多いが、全てではないのと、電子書籍は書籍という枠には入れられていないために ISBN での管理を外れていても例外とは云えない。
おおかたの書籍検索システムは ISBN コードを主軸としているので、ISBN を使って書籍データを問い合わせる仕組みになっているが、これでは要件に適していないので、本のタイトルから書籍データを問い合わせることが可能なシステムの API を使い、これを実現する。
つづく ...マンガサイトにつひての色々な事情 03
結果
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空中分解…海賊版サイト対策検討会はなぜ迷走したか https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20181017-OYT8T50059/2/ ↩
-
A lightweight but powerful delayed content, image and background lazy-loading plugin for jQuery & Zepto http://jquery.eisbehr.de/lazy/example_basic-usage ↩
-
日本図書コード管理センター https://isbn.jpo.or.jp/index.php/fix__about/fix__about_3/ ↩
Author And Source
この問題について(マンガサイトにつひての色々な事情 02), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/dauuricus/items/5923614365bb3ae8d78a著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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