BVE制作講座 ~ダウンロードから建物設置まで~ [永久保存版]
序文
BVE5制作講座にお越し頂きありがとうございます。
この制作講座では複数回のシリーズで線路の配置から建物設置、ストラクチャ設置などを教えていきます。全て構文のサンプルがありますのでわからない方はコピペでも大丈夫です!
諦めずにコツコツ続けましょう!!
初心者あるあるですが、焦ると身に入りません。ゆっくりやりましょう。
マスターすればあなたも立派な制作者に!
※多少イラストを挟みますがご了承を。
この記事を書いた人の精神年齢が低いからです
諸注意
この講座ではBVETrainsim 5.7.6224.40815 での構文を紹介しております。
他のバージョン並びにcsvストラクチャーの作り方は掲載しておりません。
また、制作講座で使用する端末はWindows10搭載PCを想定して説明しています。
他のバージョンの制作方法についてはBVE2、BVE4公式サイトをご閲覧下さい。
※新公開されたBVE6でもさほど仕様は変わりません。
しかしながら車両データなどはATS pluginファイル等が64bitに対応していないと動作しません。
ご注意ください。
準備
まずは、BVE5のソフトダウンロードです。
http://bvets.net/jp/download/
↑BVE5公式HPです。まずはこのページを開いてください。
まずは本ソフトウェアをダウンロードします。
ZIP版もあります。ZIP版はレジストリを汚しません。ですが、長期的に使用する場合はZIP版は使用しない方がよいでしょう。
インストーラの指示に従ってインストールを進めましょう。
また、BVEを動かすためにはDirectXと.NETFrameworkというものが必要となります。
簡単に説明すると、BVEでは3Dを使用するためといったところでしょうか。
まぁ知らなくてもよいのでダウンロードしちゃいましょう。
DirectXのインストール
.NET Frameworkのインストール
次に、さっきBVEをインストールしたサイトの下に京成千葉線をインストールというところがありますのでそちらもダウンロードお忘れなく。
ここまでは基礎です。ここが出来ないとBVEを始めることが出来ない為、必ずできるようにしましょう。
ちなみに、ここまでを見てわかる通り、BVEはWindowsのみで動作します。
スマホでは基本プレイすることができませんのでご注意ください!
いよいよ開始
さあ、ここまでで30分ほどといったところでしょうか。
次にBVEの仕組みを紹介します。
BVEの路線が表示される仕組みを軽く書きました。
まず、路線をメニューに表示させるために画像でも記載しているファイルを作ってみましょう。
ここで少し先のことを言うと、今後路線制作時にはメモ帳を使用します。皆さんがお持ちのWindowsPCにも標準で入っています。左下の検索マークからメモ帳と検索してみましょう。
開いたらこんな感じですね。まずは先に何も書いてないけど保存しちゃいましょう。
左上のファイルから名前を付けて保存しましょう。
はい、こんな感じになります。ファイル名を先に書きましょう。.txtと書いてあるところから左部分に名前を書きます。2020とでもつけましょうか。
下の部分に文字コードという部分がありますが、UTF-8にしましょう。
そして、保存。メモ帳左上に自分が書いた名前が表示されるでしょう。
で、ここで悩むのが保存する場所だと思います。
まずは、デスクトップとかに適当に置いといてください。あとで移動します。
さて、ここからいきなり制作講座をしても分からない単語で大爆死すると思わるので
今後、ずっと使うテクニック等をご紹介します。
BVEで長く使うテクニック①~ファイルパス~
ファイルパスというのはそのファイルがどこにあるかを示した道しるべのようなものです。
BVE制作では欠かせないものとなりますので是非覚えましょう。
エクセルのヘッダーに使用できる要素のひとつに「ファイルのパス」があります。カタカナだけ聞くと分かりにくい用語ですが「パス」は「Path」であり、英語では「道」「通り道」といった意味があります。
このフォルダーは京浜東北線の路線データが入っているようです。
このフォルダーの中にVehicle.txtがあります。
このtxtファイルがどこにあるかを示すにはどのようにすればよいのか。
正解はこちら!
京浜東北線\Vehicle.txt
........
解説です。指定したいファイルがフォルダ内にある場合にはそのフォルダ名を書きます。
ここでいうと、京浜東北線ですね。
次にそのフォルダーの中にあるとします。
それを表わすには、 \ を使用します。
京浜東北線\
こんな感じです。
最後にそのファイル名と拡張子(.txt)を書きます。
京浜東北線\Vehicle.txt
また、これは複数のフォルダーを経由するときも同様です。
京浜東北線\E233\Vehicle.txt
また、あまり使いませんが、自分がいるフォルダーの外にあるフォルダーを指定するには、
../京浜東北線/E233.txt
のように、../を使います。
以上でファイルパスに関しての解説を終了します。
さて、本題に戻ります。
先ほどのファイルパスは理解できたでしょうか。理解できなかった場合は私の語彙力がないからかもしれません。
まずは、私の指示に従いつつ一緒に路線を作っていきましょう。
さて、BVEを起動して、初期の路線が入っているフォルダーを見つけましょう。
おっと、上のところにファイルパスがあるじゃないですか~
それをコピーしてください。
コピーしたら一回BVEを閉じて、左下の検索欄に今コピーしたファイルパスを貼り付けます。
正しくコピーできていればフォルダーが表示されるはずです。
制作に役立つテクニック② ~コピーとペースト~
BVEではファイルをコピーしたり貼り付けることが非常に多いです。
いちいち右クリックするのは指が疲れますので簡単なショートカットキーを紹介します。
CTRL + C
マウスで選択してキーボード上で二ついっきに押します。
CTRL + V
以上。これは基本だからわからなかったらggること!
BVEで使う用語
今後、説明時に使う用語を紹介します。製作者になって将来的に路線を配布するときにも役立つはずです。
コピペ
コピーと貼り付け(ペースト)のこと。
メタセコ
BVEで使うストラクチャーを作るソフト。メタセコイアが正式名称。
p4kenのストラクチャ制作講座はこちら。
Xファイル
BVEのストラクチャーの拡張子。
パス
ファイルパスの訳。相対パスとかともいう。公式さいとでよく使われる。
はい。こんな感じ。追加すべき内容があったらコメント欄でお願いします。
はい、また本題に戻ります
脱線しすぎましたね...
先ほど、路線データが入っているフォルダーを見つけたと思います。
そのフォルダーの中に冒頭で作成した空のtxtファイルを移動させ、そのtxtを開きます。
そのtxtは以下の画像でも説明した通り、路線をBVEに表示させ、動作させるためのファイルを作ります。
BveTs Scenario 2.00
Title = 練習路線
Author = あなたのニックネーム
Image =
Route =
RouteTitle = 練習線
Vehicle = mackoy.Keisei\K_SEI3500R\vehicle.txt
VehicleTitle = 京成3500形更新車
Comment = まずはやってみるべし。
まずはこの文をコピペしてtxtに貼り付けてください。
文について解説します。
BveTs Scenario 2.00 ←これを書かないと認識されません。
Title = 練習路線 ←タイトル。
Author = あなたのニックネーム ←制作者名
Image = ←路線の写真をパスで入れます
Route = ←MAP.txtへの相対パス
RouteTitle = 練習線 ← 路線の名前
Vehicle = mackoy.Keisei\K_SEI3500R\vehicle.txt ←車両を動作させるためのファイルへの相対パス
VehicleTitle = 京成3500形更新車 ←車両名
Comment = まずはやってみるべし。 ←説明書き。長く書きすぎると最後まで表示されない場合あり。
Map.txtというのは線路を敷いたり、建物を置いたりする構文を書くtxtファイルです。Route欄で相対パスを入力します。
Vehicle欄は車両の設定txtへの相対パスを入れます。初期路線に入っている車両ファイルを借用します。
まずはここまで書けばOKです。保存して閉じましょう。
次にそのtxtファイルとおなじ場所にフォルダーを新しく作ります。
フォルダー名は練習路線にしましょう。
次にそのフォルダーの中にMap.txtを作りましょう。
文字エンコードはUTF-8で。
ファイルには以下のように記入します。
BveTs Map 2.02:utf-8
Structure.Load('Structures\structures.csv');
#Signal.Load('');
#Section.SetSpeedLimit(0,25,55,75,100,null);
Sound.Load('sound.csv');
#Sound3D.Load('');
Station.Load('station.csv');
解説します。
Structure.Load('structures.csv');
→ストラクチャーを設定するファイルへの相対パス。
Signal.Load('');
Section.SetSpeedLimit(0,25,55,75,100,null);
Sound.Load('sound.csv');
→音を出すための設定をするファイルへの相対パス
Sound3D.Load('');
Station.Load('station.csv');
→駅に関しての設定をするファイルへの相対パス
※斜線を引いた部分の構文ですが、今は使用しません。
使用する場合は#を消して相対パスを書いてください。
#の使い道
構文上で消したい文があるが、消すとどうなるかわからないから試しに消したい場合などに使用します。
#を付けた構文の行は認識されません。構文上にメモしたい事項があった場合は#を最初につけて下さい。
ちなみに半角英数で入力してください・
で、気づいた方もおられると思いますが、相対パスで指定した場所にファイルを置いてませんでした。
では、指定された場所にファイルを置いてみましょう。
csvって拡張子なんやねん!!!
はい。csvファイルっていうのは,(カンマ)区切りで示すファイルのことでExcelで編集することも可能です。
まあ、ExcelがPCに入っている人は拡張子をcsvに変えた途端エクセルで編集できるようになるのでそうなった場合はExcelで編集しましょう。ここではメモ帳でcsvファイルを作成、編集する手順を説明します。
まずはストラクチャーを設定するファイルstructures.csv
を作りましょう。
ファイルの種類は全てのファイルに変更。ファイル名をstructures.csv
にして保存しましょう。
これで完成!
※ちなみにこの画像で映ってる保存場所は関係のない場所です。ご注意を。
これでCSVファイルの作り方もマスターできたことですし、先ほど作ったMap.txt
に書いた相対パスに従ってcsvファイルを全て作りましょう。
BveTs Structure List 2.00
Rail,Rail.x
↑この構文ではレールのストラクチャーを指定しています。
Structures.csvの作り方
BveTs Structure List 2.00
任意の名前,そのストラクチャーへの相対パス
ストラクチャーはxファイルを指定します。
任意の名前は、このストラクチャーを設置する際に使用します。わかりやすい名前がいいでしょう。日本語も可能ですが、トラブルになりやすいのでアルファベットがいいでしょう。
ストラクチャー豆知識
BVEでは地面やほかの列車を走らせるとき、線路を引くときもストラクチャーを用意します。
背景もストラクチャーを使用しています。
ちなみにホームを設置する構文もありません。全部ストラクチャーを置く構文で成り立っています。
勘違いしないようにしてください。
CSVファイルを作る続きです。
BveTs Sound List 2.00
このファイルでは車内放送を流すときに音声を指定するための設定ファイルです。
今は使いませんので最初の文言だけ書いて放置しましょう。
ちなみに、このファイルは音声を一つも指定していない場合、路線を読み込んだ時にエラーが出る場合があります。エラー表示が気になる場合はMap.txt
のstructures.csvを指定する文を#で除外してください。これは他の一部のcsvファイルでも起こりうる場合があります。
次にstation.csv
を作ります。
BveTs Station List 2.00
このファイルも先ほどと同様に最初の文言だけ書いておきます。
停車場名,時刻表に表示する駅名,到着時刻(時間,分,秒数),出発時刻又は通過時刻,標準停車時間,駅にジャンプした時の時間,出発信号 (0: 最高現示 | 1: depertureTime の stoppageTime 前の時刻まで停止現示),降車時間,出発時の乗車率,駅到着音声,発車メロディー,再開閉される確率,ドアに挟まる時間
長いのでミスしやすいです。
駅の設置は基本的に最後でもいいでしょう。
この記入を支援するソフトが別途配布されています。慣れてきたら使ってみましょう。
https://souko.weebly.com/staedit.html
以上でファイルの準備は完成です。
次に線路のストラクチャを準備します。
下記からダウンロードしてください。
現在準備中
そして準備完了
そして、中に入っている、画像と.xファイルをコピペしてStructuresフォルダに入れます。
これでストラクチャも準備完了です。
さて、MAPファイルをいじり始めましょうか。
ここからようやく線路を敷いたり、建物を設置することが出来るようになります。
前述でも述べた通り、Map.txt
は、ストラクチャの設置に加え、線路の配線等も行います。将来的にですが、信号の設置や閉塞の設置等もこのtxtに記載しますが、今はその記述は行いません
さて、Map.txtはいちいち一文字一文字書くとミス連発しますので便利なツールを使いたいと思います。
マップ生成プログラム2
このソフトは構文の入力補助を行ってくれるソフトです。
zipでダウンロードとなります。解凍して適当なところに置きましょう。
そして、起動。左上から開くを選択→先ほどのMap.txtを開きます。
正常に開くことが出来たらこんな感じになるはずです。
カラフルになってる!!(小並感)
はい、文字の色を見てみてください。緑色の部分は、#をつけて除外した文ですね。ちゃんと緑色になっているか確認しましょう。
路線制作テクニック#3
ctrl + s
はい、いちいち左上の上書きボタンを押す手間が省けました。
線路を敷いてみる。
線路をいよいよ引いてみましょう。
まず、Map.txt
に距離程を書きます。
先ほどのMap.txtの続きに書きましょう。1~2行改行して以下の文を入力しましょう
0;
これだけ!?と思われる方もいらっしゃると思いますが、まあ焦らずに。
この構文では距離を書きます。0から後ろに行くことはできません。
また、距離の後ろに;を置きます。これを置き忘れるとエラーが出て、画面が真っ黒になりますので必ずお忘れの無いように。
次に線路を敷きましょう。
まだ何も設定していませんが、線路は既に引かれています。(自分の線路1線だけ)
しかし、線路のストラクチャーを設定してない為真っ黒のままです。
まず線路のストラクチャーを設定してみましょう。
ストラクチャーの設置
ストラクチャーは線路等も含みます。線路を敷くにはストラクチャー設置の構文を応用して設置します。
ストラクチャー設置構文には大きく分けて2つあります。
ストラクチャー.put構文
ストラクチャー一個を置く構文です。
Structure[structureKey].Put(trackKey, x, y, z, rx, ry, rz, tilt, span);
解説です。
structureKey: ストラクチャー名 (ストラクチャー.txtで定義した文字列)
trackKey: 配置先の軌道名 (0: 自分の線路)
x: 軌道からの x 座標 [m]
y: 軌道からの y 座標 [m]
z: 現在の距離程からの z 座標 [m]
rx: 軌道に対する x 軸回りの角 [deg]
ry: 軌道に対する y 軸回りの角 [deg]
rz: 軌道に対する z 軸回りの角 [deg]
tilt: 傾斜オプション (0: 常に水平, 1: 勾配に連動, 2: カントに連動, 3: 勾配とカントに連動)
span: 曲線における弦の長さ [m]
設置に関してはxyz座標を使います。xyz座標に関してはこちらをご覧ください。わかりやすい説明が記載されています。
https://entry.cgworld.jp/terms/3%E6%AC%A1%E5%85%83%E7%9B%B4%E4%BA%A4%E5%BA%A7%E6%A8%99%E7%B3%BB.html
連続ストラクチャー構文
連続して物を置く場合に使用する構文です。線路や架線柱、架線等もこの構文を使用します。
Repeater[repeaterKey].Begin(trackKey, x, y, z, rx, ry, rz, tilt, span, interval, structureKey);
解説します。
随分長くなりましたが、見ていただきありがとうございました。
また、記事公開に合わせ、期間限定でDMを開放いたします。どうぞ質問等あればどしどし来てくだされ。
質問等をしたい場合(クリックしてください)
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Author And Source
この問題について(BVE制作講座 ~ダウンロードから建物設置まで~ [永久保存版]), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/Apartkktrain/items/0dd3838bdf67bec6c4b4著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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