Friendly ArmのZeroPiでsambaを使ってファイルサーバを立てる【OSインストール編】


 もくじ

初めに

以下の記事の続きになります。
Friendly ArmのZeroPiでsambaを使ってファイルサーバを立てる【個人輸入編】

手に入ったZeroPiのセットアップを行っていきます。

とは言ってもfriendly armの公式から落としてきたイメージをmicro SDに焼くだけですので楽ちんです。

環境

Windows 10 64bit

OSイメージの取得

設定等々については、公式のwikiが非常に充実しています。

若干カーネルは古いですが、ZeroPi用に仕立てたOSが準備されているので、
これを使いましょう。

まずはwikiにあるダウンロードリンクを辿ってイメージをダウンロード
http://wiki.friendlyarm.com/wiki/index.php/ZeroPi#Install_OS

google driveから落としましょう。

下のほうにあるZeroPi-xxxxxx.7zをダウンロード。

この中に、インストールするイメージと、
イメージをmicroSDに焼きこむツールが入っています。
2つのイメージが入っていますが、今回はubuntucoreがベースのfriendlycoreを使います。

イメージ書き込み

入ってる書き込みツールをそのまま使ってもいいですが、バージョンが古いです。

イメージ書き込みツールはほかにもたくさんあります。
私はbalenaEtcherを使いました。
https://www.balena.io/etcher/

イメージを選択して、焼きこむメディアを選択して、スタート。
シンプルですね。

起動

出来上がったmicroSDを差し込みます。

向きは以下の通りですので、逆向きに無理やり突っ込んで壊さないようにしてください。

差し込むとこんな感じ

電源スイッチはありませんので、USBケーブルを指したら電源が付きます。

ZeroPiへのアクセス

さて、起動画面でも見てやるか、と思ったときに気づく訳です。
「あれ、ディスプレイ出力・・・?」

引っかかったな!そんなものはないぞ!

まあこれを買う人はわかって買ってるはずだから大丈夫ですよね!・・・・ですよね?

でも大丈夫、Ethernetケーブルからアクセスが可能です。
ZeroPiはデフォルトでDHCPサーバ(≒ご自宅のルータ)からIPをもらいますので、そこあてにSSHで飛ばせばいいのです。

LANへの物理的接続

まずはZeroPiをお手持ちのPCと同一のLAN内に接続してください。
なお初回設定では、インターネットに直刺しなど、不特定多数の人間がアクセスする場所にはつながないでください。
後述の通りデフォルトのID・パスの組み合わせで誰でもアクセスできますので。

この時点でZeroPiにIPが割り当てられているはずです。

IPの特定

どのIPが割り当てられたかわからない?
ごり押しで探しましょう。
(もっとスマートなやり方を募集しています)

ただ、全部のIPを探しに行くのはしんどいので、まずはpingにお返事してくれる端末を探します。
とりあえず20個ぐらいでいいでしょう。
XXの部分は自身のLANの範囲で選びましょう。ipconfigあたりをたたいたら出てきます。

cmd
>for /L %f in (1,1,20) do ping -n 1 -w 50 192.168.XX.%f | find "受信 = 1"

これで応答があるのがZeroPiのIP候補です。
(特定できてない?あーあー聞こえない)

SSHによる接続

まずSSHクライアントを手に入れましょう。
なんでもいいですが、windows標準にしましょうか。
この辺りを参考にしました。
https://www.onebizlife.com/windows10-ssh-client-1980

ほかにもteratermやputtyなどがあります。

ログインid/パスは公式の通りです。
http://wiki.friendlyarm.com/wiki/index.php/ZeroPi#System_Login

id:pi
pass:pi

あとは先ほど調べた候補にアタックします接続を試みます。

powershell
>ssh pi@192.168.X.Y

つながりましたね。

パスワードの変更

パスワードを変えておきましょう。

pi@ZeroPi:~$ passwd
Changing password for pi.
(current) UNIX password:
Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully

rootユーザの無効化

まず、ubuntuのくせにrootユーザが有効な上にsshからもアクセスできてしまうので、
無効化しておきましょう。

bash
pi@ZeroPi:~$ sudo passwd -l root
passwd: password expiry information changed.

終わりに

今回はOSインストール編でした。
次はsambaの設定編です。